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2023年06月05日23:06

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【オペラ】リゴレット(新国立劇場)

第1幕のアリア「慕わしき人の名は」はジルダ役のトロシャンの声が美しく、また歌詞も感動的で、涙が出てきた。マントヴァ公爵役のリヴァスは低めのテノールだが、若々しくて力強く、高音も安定していて、第3幕のアリア「女心の歌」は安心して聴いていられた。第3幕の四重唱「美しい恋の乙女よ」も4人のソリストの声のバランスが揃っていて素晴らしかった。
全体として非常にレベルが高く、オペラを見た時の高揚感を久々に味わうことができた。

「リゴレット」は休憩込み2時間半とコンパクトながら、愛、復讐、犠牲、喜び、絶望などの様々な要素があり、聴きどころも多い。作品として非常に洗練されていると思う。

本公演をもって、私の2022/2023シーズンは閉幕。来シーズンは初めて鑑賞するオペラが4演目上演されるので、今からとても楽しみだ。



演出:エミリオ・サージ
指揮:マウリツィオ・ベニーニ、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
リゴレット:ロベルト・フロンターリ
ジルダ:ハスミック・トロシャン
マントヴァ公爵:イヴァン・アヨン・リヴァス
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:清水華澄

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