2023年2月19日劇場鑑賞
アイデア一発勝負だったが、触れると10秒で死ぬピンク色の雲の発生により外部との接触が一切断たれた世界という設定は、現実が映画を超えたため出来の悪い作品に見えたのは皮肉としか言いようが無い。一応字幕でコロナ禍以前に制作されたとのことだが、結果的には失敗だったと考える。
物語は、突然発生したピンク色の雲から逃れるため、外部との接触を一切断った男女がどうなるかを描いた作品です。
正直甘い、現実はもっと厳しかったと声を大にして言いたい。
突然外出禁止になるとか生活に不自由する冒頭から、政府が食料を支給してくれる描写や会えなくなった父親や娘とテレビ電話で会話する位まではリアリティあったけど、ネットで何でも購入できる割に金銭的な困窮が描かれていない点や政府が何も対策を取らないことに対する暴動や抗議活動が無い点、そしてこの設定だと誰が配達したりするのか不明な点に違和感を覚えました。
なんか無駄におっぱい見えたりするけど、上手くない見せ方だったのもあり魅力的に感じませんでした。
というか配役が全体的に地味で年配に見えるため、普通に夫婦生活しているように見えてしまうのも上手くなくて、冒頭に大麻吸ってセックスしている描写を入れているため、まだ夫婦じゃなくてカップルだと思うのですが、少々若気の至りというには落ち着いた年齢に見えるのも良くなかったです。
家の中で出産したり別居したり窓の外の若者を誘惑したりネットの出会い系でオンラインセックス的なものに挑戦したりと、無駄に性を意識させるのですがその辺も上記の理由で興ざめでした。
なお、途中で連絡を取らなくなる(友達宅での外泊中に帰宅困難になった)娘からの激白、「友達のパパと友達達が同意の上でセックスして妊娠、つわりが酷いみたいだけどどう接したら良いか。」にはどこから突っ込んで良いか分からないくらいビックリしましたが、どちらかというとこれこそ若気の至りで狙い通りじゃないかなと感じました。
ピンク色の雲ネイティブな息子からの雲大好き発言や、雲の色変化で一瞬希望を持たせてからのやっぱり駄目でした展開等、救いのない話でしたが、コロナ禍も同様なので新鮮に感じられなかったです。逆に雲が無くなった後をオチとして描く方が良かったのではないかと感じました。
もしコロナ禍が無くて発表されたらどういう評価になったのか気になる人にはお勧めです。
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