2019年 中国
純中国製のアニメ映画。鳴物入りで宣伝されたと記憶している。テンポの良いカット、よく動く登場人物、派手なアクション。3Dモデリングされたにも関わらず平面的な塗りと抑揚のない輪郭線は、あえてそれを選んだのだろう。ディズニーとも、ジブリ作品とも、ヨーロッパの手書きアニメとも違う味わいではあるが、少し前のジャパニメの最大公約数のようにも見える。中国国内ではともかく、国際市場での評価は高くあるまい。だが現代の中国SFに見るものがあるように、いずれアニメ作品もクオリティを上げてくるだろう。現在位置を視認するという意味では一見の価値あり。
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