2022年12月25日地上波録画鑑賞
新海誠監督の本領が発揮された傑作であると同時に、若干歪んだ思想に精神を病んだ男の子が多かったことと想像される怪作でもある。
物語は、3話構成の短編で少年少女の出会いと別れ、その後を描いている。
まず、1時間位なのでサクッと観られるなんて甘い考えは捨てた方が良い。
それと、最近の新海誠監督作品を観て過去作も良いだろうと入った人は後悔することになること間違いないです。
ちなみに、個人的には小田急線の描写がキツくて観てられなかった、新宿とか本当にリアリティあって昔の小田急線の感じが胸を締め付けるようで本当に苦しかったです。
何となく昔の印象で悲しい別れ話的な印象を持っていたけど、実際はもう少し切ない話で、主人公は彼女に対して片想いか両想いかの境界線付近を彷徨い、機会はあったけど彼女に自分の想いをちゃんと伝えることができず、結果的に片想いに転落その後片想いをこじらせて婚期を逸して今日も彼女との想い出を反すうするように想い出の地を彷徨うみたいな終わり方でした。
新海誠監督が脚本や原案等ほとんど全ての業務に関わっているため、新海風味の濃い映画であり、普通は規模が大きくなり監督の目が届かなくなるほど作品の完成度が下がる傾向にある中、この人の場合監督の一番やりたいことが秒速5センチメートル的劇薬のため関わる人が増えるほど作品の完成度が上がる傾向にあるのは皮肉だと感じました。
なお、秒速5センチメートルとは桜の花びらが舞い落ちる速度であると同時に、主人公の気持ちは彼女に1センチメートルも近づけなかったという話でもある。
この映画は18禁にした方が良い、何なら時の政権によっては禁書になる可能性もある劇薬です、もし観るなら覚悟を決めて観るのがお勧めです。
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