東京都美術館で開催中の『展覧会 岡本太郎』に行ってきました。「史上最大のTARO展がやってくる」というキャッチコピーの通り、膨大な展示作品数に圧倒されました。1時間ではとても観きれません。完全事前予約制で16時半入館チケットでしたが17時半で閉館。もう1度行かないとすべては堪能できませんでした。
入口ではタローマン(TAROMAN)のジオラマがお出迎え。この展示だけは入館しなくても観られて、ジオラマの中に入って一緒に記念写真を撮ることも可能です。
一部で絶大な人気を博しているタローマン。対抗馬はもちろん太陽の塔モディファイオブジェ。まぁここまでは正式な岡本太郎作品ではありませんが。
入場すると天井から吊るされた「光る彫刻」があります。ここを潜って場内へ進むとあるのは有名な「若い夢」:「人生は夢だ。夢見るものは永遠に若い。にっこり笑ってこの世の全ての空しさと闘い、挑みそれをのり越える。その瞬間にこそ若い夢が開くのだ。」
「顔」:多磨霊園の岡本太郎一家3人が眠る墓に置かれている作品。
「挑み」:油絵の殆どは川崎の岡本太郎美術館に常設されているものらしいです。因みに全作品の撮影がOK。 次の作品「重工業」:巨大な機会に人間が巻き込まれていくイメージ。無機物と有機物の対立を描きます。
「マスク」のひとつ:会場内の柱にいくつかの顔の展示があってタイトルは全部「マスク」。太陽の塔にも通じていくものなのでしょう。
「ノン」:太陽の塔の中にもある作品。両手を前面に突き出して「No」を主張する。
「夜明け」:犬のような獣が天に遠吠える。戦後の始まりを告げているらしい。
「予感」:これは文字なのか図形なのか生物なのか。
「黒い太陽」:太陽に人が呑まれていくようなイメージが強烈です。近代ニヒリズムを表現しているとのことで、この絵に掲げる詩には「太陽に届かない手を伸ばす人間の苦悩」が表記されています。失われた神秘の奪還こそが、芸術の課題だと説いています。
「犬の植木鉢」:これはかわいい。背中部分が植木鉢になっていて、このデザインのペン立てとかが売っていますよね。今回も会場の最後にはグッズコーナーがあって黒山の人だかりでした。 対する「樹霊�供廖Ц朕妖�にインパクトが強かった作品はこれ。虚無を訴えかけられているような怖さがありますね。こんなの道端に居たらどうしよう。
「愛」:片や直線的、もうひとつは曲線。噛み合いそうで合わない割れたハートが、対極主義と愛の相容れない関係を表現しています。どうしてもひと捻りありますねぇ。
「歓喜の鐘」:名古屋市の久国寺に実際にある鐘のレプリカと思われます。
「青空」:作品名が実際の絵と結びつき難い印象ですが、1952年の“血のメーデー”をテーマにしたもの。市民活動を抑圧する政治世相を批判しているのでしょうか。
「女神像」:これは珍しくポジティヴ。1979年の札幌雪まつり30周年記念シンボル。
「跳ぶ」:1964年の東京オリンピックに向けて描かれた作品。一筋縄ではないですね。
「反世界」:異世界の物質で構成されている世界を表現しています。おぞましい手足のようなものが不気味で、筆線が呼吸をしているような迫力を感じます。
「森の掟」:有名な名作。真中の赤い御方は「タローマン」でも大活躍されていました。判りやすい弱肉強食世界ではありますが、背中のジッパーが意味することは何なのでしょうか。開けたくなる衝動を誘発します。
「にらめっこ」:かっと目を見開いた独特の写真が多い岡本太郎ご本人そのもののような印象を感じる絵です。「にらめっこは生命の歓喜の瞬間」なのだそうで。
「悲しい動物」:自分の知る同タイトル作品とは違う絵なのですが、いくつかバリエーションがあるのでしょうか。ご本人がレプリカを作製していることもあるようですね。
「河童像」:ユニークなのに不気味さも感じるという神なのか悪魔なのか・・・
「駄々っ子」:「自他が混沌未分化の状態」だという子供と犬猫の関係を見せているのか、ナンセンスな無邪気さを伝えようとしていることが伝わります。
「訣別」:デカい目と口から別の顔が出てくるようなモチーフは魂なのでしょうか? ここにも動物が登場してきます。年代毎に似たモチーフが使われるのも作品の特徴ですね。
だいぶ端折りましたがこれでワンフロア分。あとツーフロア・・・すごいボリュームです。
つづく
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