さて、大学受験よりも、クラブやクラス云々の事よりも、
ここしばらく、ずっと、サークルのあるクソに、報復することばかりが脳裏に浮かんでいた。
ただ、今思うのは、報復を一番恐れているのは、そいつ自身じゃないだろうか。
口で大層なことを宣っているが、筋の通っていない事を、俺にごり押ししたこと。そして当然ではあるが、俺が泣き寝入りするような人種ではなくて、ケジメをきっちり取りにいくという人間であると、僕自身が理解したとき、そいつにそれを防ぐ道はない。唯一逃げ道があるとするならーーー永久に姿をくらます事だろう。もう一度聞きたいのだが、誰がこんなゴミレベルのバンドって言うか、音楽を聴きたいと思っているのだろか?
そして、そういう認識になったということは、私の感覚も一般人寄りになってきた、ということであろう。ただ、どうしても当時は、周りの「?お前は間違ってねえんだから、そんなクソの如き集団、居なくてよくねえ?」という至極真っ当な意見をいう友人と、「いや、『組織』の一員やねんから、曲がりなりにも頑張ったんだから…」といった、自分との意見に乖離があったように思えてならなかった。そして、「カトーさん、軽音離れたけど、だからってそっけなくならないでよ！」っていう人たちと、「私たちに遠慮してるなら(BEATＳという名の、ゴミ溜め)、他の場所に移ったら…?」という退部勧告してくる連中と、もちろん乖離があったことだろう。そして、この連中と、私との認識に齟齬があったため、件の如き事件が起きたことは、想像に難くなかった、要するに、陰キャくんからすれば、『辞めさせる』ことを持ち出せば、僕がビビッて言うことを聞くだろう、有利に事を運べられるだろうと踏んだのだろう。
だが、彼には残念だが、そういう神通力が通用する場所はもう、どこにも存在しないし、それと並んで、俺から報復されないなんて世界線は、どこにもなかった。俺自身はあまり感じたことがないが、例えば漫画で、マフィアや暴力団を敵に回して、地の果てまでも追いかけてきて、ケジメを取りに行くって話があるが、それに即して言えば、「報復される理由を自身が作り、その報いをうけるべく、一生付け狙われる恐れがある」ってのは、一体どのような心境であろうか。友人に７悉く言われることと言うのは、無論私の場合ではあるのだが、「サイコパスだのなんだの、ほぼ99％起こり得ないことを、何でお前は心配してるの?」という内容であった。もちろん、起きるかもしれない１％より、まずあ起き得ないレベルの話の方が、よっぽど大切であろう。では、振り返って、その陰キャくんは?おそらく、取り巻きや上辺の味方を引っぺがして追い詰めるとき、こいつは発狂するか、それに比類するようなヤバい目に合う事は、火を見るよりも明らかであったことだろう。ならば、僕が一体、何を心配する必要があったのだろうか。
私の、長年の心のわだかまりとは、畢竟、
�（譴砲茲辰董⊆�分の「怒り」を封印してしまった。それが「あるものとして、有事に備えるのか」それとも「無視する」のかは、雲泥の差であること。
⓶一方で、私という人間は、ダチョウ倶楽部の故・上島竜平氏や、レミオロメンの藤巻亮太氏のように、各々、ダチョウ倶楽部や、レミオロメンのような土台、もとい「心理的安全」がなければ、ほとんど力を発揮することはできなかったのである。ましてや、一度その関係がこじれていまっては、修復するのは困難であり、それが、今現在まで、ずっと尾を引く、という点では、少なからず私は、彼らのシンパシーを感じずにはいられなかったのである。
そして―――私の場合ではあるが-------どうしても「心理的安全を感じることが出来る友達やコミュニティ」と、「そうではない、誰にも相手にされていない阿呆がそこに紛れ込んでいる上に、僕に攻撃してくるアホタレがいる組織あるいは集団」というものをごっちゃにしていた。言うまでもなく、コミュニティと組織とは違うものである。コミュニティは、心理的安全を感じられることは前提であるが、組織ってのは究極、営利目的でもあるので、一緒に働くメンバーを選べない、という事は往々にして起こり得る。では、学校のクラブって、果たして、顧問の先生、そしてサッカーに関して言えば、ゴールキーパーに利益があるのだろうか。民間では管理職は人気稼業だとはいうが、学校に関して言えば、校長などの管理職が、人気がある(下の者から慕われるという意味で)とは思えなかった。これはむしろ、サッカーの指導者的な考え方であり、大して野球部の監督などは、むしろそのポジションに収まること自体が、日本人にとっては、食指が動くものであると考えられる。何故なら、野球部の監督というだけで、少なくとも学校や保護者相手には、状況限定で神通力を発揮することが出来るのだから。
いずれにせよ、人生のある時期に、私の長所が上手く発揮できなかったばかりか、「不利な役割を押し付けられた挙句、その手のクソに合わさざるを得なくなった＆それ以上のクソによって、仲の良い、自分の長所を活かせるような友達と疎遠になってしまった」のである。
私にとって、この⓵と⓶が合わさったとき、「空回り」のスイッチが、ずっと入りっぱなしであったと考えられる。そして私はそれを軌道修正することができないまま、この大学に入るしか、残された道がない、と、「確かに勉強を頑張るのはいいが、別にそれしか道がねえってのは違うんじゃないか?いや、もちろん成績を上げるのは良いことだよ、それでも…」
「それでも…」の後には、何が続くか、大方予想が出来た。別に自分の通っていた学校のせいでも、私自身に致命的な問題があったわけでもなかっただろう、ただ、「致命的な問題を抱える連中によって、私や友だちが、予想だにしない渦中に巻き込まれることになった」ということは、万に一つも疑いようがなかった。
ただ、私と友達に対して、彼らとの間には、決定的な違いがあった。それは、私たちが良くも悪くも自責的な方へと、向かうのに対して、「自分がされて嫌な事を、他者に押し付ける」ことに、何ら罪悪感を持つことがない連中だった。だって、仕方ねーじゃん、ほら、俺は、俺たちは、可哀そうな被害者だし、自分のせきでなんて、微塵でも思ってしまったら、俺たちは精神のバランスが崩壊してしまいます〜(;'∀')などと、抜かしているような連中であったのだから。
私は、最近の日記で、積極的に他者のせいにしてきたのだが、そこで腹落ちしたことがあった。結局、レミオロメンの藤巻氏に対してイライラする事というのは、まんま自分の嫌な部分を、彼に見てしまっているからに他ならないのである。
どうして、才能もセンスも枯れてねえな、と私に思わせるのに、アルバムも出さなければ、新曲の出さない?それは向こうサイドの思惑があるからであろうが、それにしても、ＭＣの時に、喋ってる時に、自分で噴き出すのは違うだろ?客にしたいして、裏切り行為だとは思わないのか?思ってもいないことを、あんたが曲にしているのか?
と、ここまで書いて、私ははたと気が付いた。彼に思っていることというのは、私に対して、高校時代のサッカー部のメンバーが、私に対して思っていたことでないか、「裏切ったのか」と思われたくない一心で、私はある意味、勉強に逃避した。もう、普通ではいられなかったし、そしてそれを打ち明けらえるような良い仲間も−−−−私が自分で、その負の感情を処理する事、形成を立て直すことが、物理的にも、能力的にも、到底不可能な自体に陥ってしまっていたのである。ただ、その中でも一つだけ、これだけははっきりと自信をもって言えるセリフがあった。それは「いや、サッカー部の事とか、クラスのいじめのことはあるけど、それでも、俺はハンドボールなんてものは、俺に一切関係がないってことで、俺の中で処理するぞ」という事だった。そして俺がそう思うまでもなく、ハンドボールって競技が、人口に膾炙することもなければ、俺自身そこに立ち入ることは、二度とないだろう。とは言え、普通、斑鳩南のハンドボール部にいた人間は、全員そのように思っているだろう。そして、浮気をかまして転勤した元顧問のことも、僕の中では、本当にどうでもよくなってしまっていた。
ただ、サッカー部に関しては、今思えば、「カトーよ、お前が、ナンバーワンのし指導者にならなければ、誰よりも知識欲と、チームへの貢献度を上げていかなければならないんだよ」よ、長谷川Ｔでも、誰に言われたでもなく、自分の宿業であると、理解することが出来たのである。
それは私にとって、天啓ではないか、とも考えることが出来た。長谷Ｔのように、最低限、指導経験と熱意があり、そして他者に心から気づける人間になればいい、唯一の傷は、今思えば、岸田総理並みに「緊張感を持って注視する」などと、決断力の遅さがであったことだろう。それでも、今橋Ｔのように、全てが傷だらけであり、唯一の自尊心を回復する手段が、大勢の前で、右も左も分からない素人を罵倒する事、というようなゴミそのもには、決してなってはいけないよ、という反面教師に、彼はなってくれていたのであろう。
翻って、サークルなり、軽音なりのある場面で、「いや、お前、退部してオッケーですよってなるんやったら、なんであの時(要は選べない環境の時)、俺は自分の心を封印して、それしかない、って、俺は辛い思いをしたっていうんだい?学祭に出したら、終いだろうが、何を値打ちつけてやがるねん、ゴミレベルの演奏しかしてない阿保のくせによ、組織の一員やろ、曲りなりの頑張ってきた仲間やろ！何を被害者面してやがるんじゃ、このクソボケカス共が！」と、俺は当時、心中で叫んでいたのである。
ここで、ふと、陰キャであったり、フォーソン崩れのクソの二人の姿を、初期と最後で思浮かべてみた。
⓵陰キャは、ダンス部の人を見た時「高校時代、陰キャやったやつが〜」とせせら笑っていた。要するに、どれだけ体裁を整えても、こいつの本質というか、他者を貶し、自分を高める、それもとびっきりショボいレベルで、というコイツの本性は、早晩顕在化するだろう。
そして最後は…記憶にない。「あの事件」というのが、僕の中で「ケジメを取りに行く、これから生きていけないように追い込む」っていう選択肢を持つようになったピークだろうから、そこから復讐される原因作ってしまってのは、哀れという他ない。言うまで文句、借金をして飛んだものが、早晩どのような末路を辿るのか、想像するまでもない、といった観点に近いのであろうか。
⓶フォーソン崩れ野郎は、ふざけたサークル自己紹介から始まり、最後は俺に対して、卒業してから数年後「あっ……」という気まずい顔になった、ということだけはくっきり覚えていた。そして相変わらず、「ほんまクズの集まりやったな〜」と、同じくもう一人のクズと酒のアテにしていたのである。
だが、クズはお前だ、このボケが。他の連中が根暗でも大人しくても、くそ面白くなくてもいい、てめえは、約束を破ったのである。こっちの信用を「ちゃんと」守らなかったのである。そういうクソが、どういう結末を迎えるのか、思知らせたるわーーと今なら余裕で口にもできるし、実行に移すこともできるだろう。ただ、現実世界の俺の、今のところの快適さが、それを「やや」上回っている、というだけの話で、その境界線というのは、げに、曖昧なものであったと考えてもいいだろう。
⓵の陰キャにも、もう一度言えるが、一番、俺からの報復を恐れてるのは、コイツなんじゃないだろうか…もう根拠のない自信も、影も形もなく崩れ去っているだろう、リアルに加齢も進んでいるのだし、その上で、俺の報復を返り討ちにするだけの、根気が、一歩も引かない気概があるだろうかーーーと聞かれたら、無論、考えるまでもなく「ない」と即答するだろう。むしろ、他者を「敵に回す」って、一体どうなるかって事を思い知らさなきゃならないだろう。そうならないために、「一般の感覚の人」というのは、仁義を通しているのだから。
まあ、一つ言えるのは、そのクソボケ達の退部勧告というのが、まんま「関わらざるをえなかった、関わりたくもない連中がいた組織及び、大崩壊の原因を作った、被害者面している教諭が発端になって、友達と仲違いをして、それが決定打となり、致命傷を負い続けてきた、もとい、自分を致命傷にするようなクズにつけこまれる環境」というものが、目の前にある、「ただ学内で相手にされず、ひっそりと集まって傷を舐め合っているだけの集団」とが、ものの見事に癒着していたのであろう。繰り返すが、組織とコミュニティとは違うのだ。俺が、入江を始めとしたイジメ連中や、サッカー部を大崩壊させた今橋Ｔと、根本的に考え方も人種の違う人間(人間のクズ)であるように、彼らと同じような空気を纏ってた、ＪＡＺＺ研究会ＢＥＡＴＳというものと、畢竟、話が噛み合うわけがなかったのである。それにも関わらず、私はそれを無理くり当てはめようとしていた。まるで過去の私のインナーチャイルドが、その時に負ってしまった傷を癒すことができずに、「組織の一員だろが！曲りなりも頑張ってきた仲間だろが！」などと、まるで空回ったことを抜かしているような事態を、俺自身も作ってしまっていた。無論、彼らからすれば、迷惑という他ないだろう。この頃の私は知る由もなかったのだが、所詮、人間とナメクジというのは違う息もである、人間や多くの生き物にとって、もちろん浴びすぎてはいけないが、太陽の光というものが恵みであることに対して、ナメクジたちにしてみれば、それは「生命を脅かされるほど」の脅威であったのだろう。いやーすまんすまん、ゴミ同士、仲良くひっそりと、日常の傷を舐め合ってくれ！俺もこんなゴミ溜めから去れて、ホンマに幸せやわ、ありがとう！！という気分だった。ありがとう?その言葉も、俺から発せられるなんて、理解ができなかったのである。結局、最初から成立し得ない話であったのだから。
そして、一時期ではあるが、長谷川Tであったり、不二門っち達が、やはり僕の心の故郷なのであろう。無論、大学で出会ったくれた、僕のファンの方々にも、もちろんそれは言えることが出来た。最近友達に言われたことのように、99％の事は、私に起こり得ない事であっただろう。ただ、私は最近まで、自分の気持ちや、封印してことを「腹落ち」させるまでは、その「残りの1％」である亡霊に対して、徒手空拳をかましていたのであった。無論、それ自体が「空回る」という行いであり、畢竟、はやいとこ、成仏させろよ、という話であったのである。終わったことは、元に戻らねんだからよ、と。だた、その俺自身の気持ちを「成仏」させるには、相当遠回りをする事になったのではあるが……。
そして、なぜ俺はいつもいつも、かくのごとき長文になってしまうのであろうか…それだけ色々なものが溜まっていたのであろう。私も、自分らしく生きていけるように努めていきたいのである。
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