「殺人者の白い檻」 長岡弘樹、角川書店。
もちろんミステリーなんだけど、医師として誰に対しても分け隔てなく治療をするのか?そういうテーマが前面に出てきた作品でした。
言い方悪いが、実際に死刑囚の治療を被害者の身内がする?って思いましたよ、鬱寸前だったと思われる医師がすぐ手術できるとか、突っ込みどころ満載でしたね。まあ、フィクションだからそんな野暮な考えを引っ込めて読みましたが。
ミステリーとしては、正直何となく真相は気づきます。だからミステリーというより医師を主人公にしたサスペンス、そう考えればいいんじゃないかな。
長岡弘樹さんはやはり短編の方がより輝きを増すのかな?
100点満点中69点。
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