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2022年08月11日13:16

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2022書評300(2022年度216冊目)

「ラブカは静かに弓を持つ」 安壇美緒、集英社。

本日2冊目。

音楽の魅力が、争いや人間関係の煩わしさ、過去の経験、これらを全て解決できる訳ではないが、そういう可能性を秘めた存在であることを感じられる作品ではあったかな。

正直、主人公にもう少し肩入れできたら、私の中で傑作になったんだが、このキャラ設定自体は上手いと感じました。

あと、浅葉やかすみさんをはじめとした、周りを固めた登場人物たちのキャラ設定がまた上手い。特に、三船の真の姿、梶原や大学院生の琢郎の飾らないキャラとか、実写化されたら受けるんじゃないのって感じられる作品でしたね。

来年の本屋大賞にノミネートされるかもしれないな〜。

100点満点中70点。
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