しばらく休載していた札幌周遊記の塩谷丸山登山の項である。
まさに「丸山の『罠』」だ。最初は楽な道だと思ったが、そのはずはないのだ。
出発点の塩谷駅は海に近いから、海抜は２０〜３０メートルだろう。丸山の標高が６２９メートルだから、正味６００メートルを登るのだ。
◎下山者みんな「あと３０分」
岩だけの道も続き、さすがに疲れが出てきた。もうこの頃になると、途中で降りてくる登山者に出合う。思わず、「こんにちは」と挨拶した後、「あとどれくらいですか」と尋ねてしまう。だいたいみんな、口をそろえて３０分くらいと言うのだが、しばらく登った後に下山してくる人に尋ねても、やはり３０分ほどと言われる。まるで逃げ水を追うようだ。
用意してきたペットボトルの水をちびりちびりと口に含み、飲みきらないよう用心しつつ、先を急ぐ。
疲れが出てきているが、ミズナラやカツラ、ニセアカシアなどの原始林の作る木陰が暑さをシャットアウトしてくれて助けられる。
◎笹原の先に
１時間１０分くらいたち、森林限界を突破したかのようなチシマザサの広がる比較的なだらかな道に至った（下の写真の上）。ようやくはるか右手に海が見えた（下の写真の下）。
しかし、道の先にはこんもりとした丘が立ちはだかる（写真）。さらにあの丘を登らなければならないが、あそこが丸山の山頂だと判断できた。ただコースタイムを上回る時間がかかっている。前日の札幌の円山登頂が負担になっているとは思えないのだが。
◎紫のワイルドフラワーに励まされて
道ばたに紫色の高山植物の花が咲いている（写真）。花の名前は分からない。群落は作らない。
その花に勇気づけられ、さらに先を行く。岩道もあったが、どうやら先が知れている。
そして、ついに山頂に達した。塩谷駅を出発してから１時間４０分たっていた。
汗を流し、自分の脚だけで登頂した者に捧げられる絶景が、広がっていた（写真）。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202207140000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記：「北海道紀行�АД泪漫璽襯優海暴于颪┐燭�ほぼ静止、そしてカピバラ、レッサーパンダなど」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202107140000/
追記 安倍元首相の告別式に多数の市民が別れを惜しむ
昨日行われた安倍元首相の葬儀は芝・増上寺で密葬で行われ、政財界要人が参列したが、それとは別に、告別式には花束や安倍元首相の遺影を掲げた１０００人以上の人たちが献花台の前に訪れ、元首相との別れを惜しんだ（写真）。また凶弾に倒れた現場の奈良・大和西大寺駅前の献花台にもたくさんの市民が献花に訪れた。
また棺を収めた霊柩車の通る沿道にも多数の市民が詰めかけ、別れを惜しんだ。
一部左翼メディアなどが、犯人の非難する「宗教団体」との安倍元首相との結びつきを誇大に挙げ、相も変わらず誹謗を投げかけ、安倍元首相を貶めているが、民衆は元首相が日本再興と成長、安全保障に努めた業績を正当に評価し、その功績をたたえて別れを告げたのだ。
海外からも２５９カ国・地域・機関から計約１７００件の弔意が寄せられた。Ｇ７の中でも指導力を発揮した安倍元首相の存在感の大きかったことが分かる。
あらためて巨星を失った日本の損失の大きさを思う。
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