2022年5月29日BS録画鑑賞
クソ映画。
中華資本のハリウッド映画として大コケした話題作なので、興味はあったけど避けていました。実際、コケて当然のクソ映画だったことを確認できたので良かったです。
物語は、万里の長城を守る禁軍と黒色火薬を盗もうと企む西洋人の盗賊が共闘し、怪物から中国を護るという話です。
チャンイーモーを監督に据えてもご都合主義のクソ脚本と縁故人事でボロボロの土台ではまともに組み立てようがなかったと推察しました。
まず、アメリカで商業的に成功する映画を狙ったのに、中国が舞台で中国人が中国語話して白人を2〜3人登場させるだけなのに、なぜアメリカでの成功を見込んだのか説明できないです。
そして、映画会社の社長愛人として名高い女優を主要キャストに加えたことで、ただでさえ難解な脚本がより難しくなり、物語中盤で長城防衛司令官が突如最前線で戦い戦死、遺言で唐突に女優を司令官にする謎人事で部隊は結束をするという話運びに、全く共感できなかったです。
その他、怪物がただ単に突進するだけの獣として描くと思ったら、実は知性があり人間の裏をかく作戦で長城を突破したり、黒色火薬があるのに石に油塗って火だるまにして投石したり、人間に縄付けて壁の下に釣り下げ戦う等技術水準と戦術が合っていなかったりと、簡単な話を難しくしており、しかも最後はご都合主義的に敵の女王が死ねばみんな死ぬみたいな話に単純化するため、ご都合主義でいびつな話でした。
それと、これはどうでも良い蛇足ですが中国だからといって太鼓をヌンチャクで叩く風習は無いと思いました。
はっきり詰まらないので、余裕があり良い映画を観すぎてお口直しが必要な時だけ観るのがお勧めです。
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