2022年4月3日BS録画鑑賞
SF映画としてとても良かった、ラストと冒頭が円環構造になっていて、観客をミスリードする展開に目から鱗が落ちた。
物語は、突然現れた宇宙人に対する対応を、言語学者や理論物理学者、軍人により考える話です。
このSF展開を考えた人は天才だと思いました。
特に宇宙人の言葉を理解すると彼らがなぜ来たのか目的を理解することになり、謎が全て氷解する展開に驚かされました。
また、未知の民族にこちらの言語を理解させる過程を丁寧に描いており、その辺りの話運びも引き込まれました。
世界12カ所で同じ宇宙船が出現し、各国が対応する中、相手の意図を誤り疑心暗鬼に陥った国々が同じような行動を起こすという流れが、アメリカ一国にエイリアンが来たという類のSF映画に比べ説得力がありました。
サンスクリット語で戦争を意味する言葉が「討論」、「牛をくれ」と語られるところや、クック船長がオーストラリアで初めて観たカンガルーに対してあれは何かと原住民に聞いたところ、「意味が分からない。」と答えたらそれがカンガルーになった話、言葉は戦争の際に最初の武器となるという言葉等、高尚な台詞が多いのもこの映画の特徴でした。
面白い映画ですが、ネタバレすると楽しみが減るので、これは結末を知らないで観るのがお勧めです。
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