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2021年12月19日19:51

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映画「ドント・ルック・アップ」★

2021年12月19日劇場鑑賞

Netflixの映画初めて観ましたが、豪華で地球滅亡をブラックコメディというどちらかというと小規模予算で社会風刺するやり方で描くという不格好な映画でした。

物語は、彗星が地球に衝突するまでを描いたリアルアルマゲドンはこんな感じだよというブラックコメディ映画でした。

地球滅亡の危機がそこにあるのに、みんな真剣に聞かないし団結せず自己の利益のためにしか動かない、何なら足を引っ張ることは熱心に動くという科学的・合理的で無い地球滅亡物の新しい形でした。

大統領は、自己中心的な考えで地球を彗星から救うチャンスを何度も逃す。スキャンダルのもみ消しに忙しいので彗星が6か月後に地球に落ちてくる件は静観すると言い、中間選挙で負けそうになると彗星からアメリカを救うと言い出し人気取り、彗星にレアアースがあると分かると急転直下アメリカの国益のため彗星をバラバラにして軟着陸させる計画変更、最後は地球を脱出してどこかの星で未知の生物に喰われました。
大企業CEOは、科学者の意見は聞かず無謀な彗星から資源を回収する計画を推し進め結果的に地球脱出することになる。こいつの作ったスマホの持ち主の気分を察して動く機能は余計なお世話だと思ったし、勝手に癒し曲購入したりするとか要らないなと思いました。
科学者は、気が弱く精神安定剤を常用している割にニュースキャスターとの不倫は大胆に行っていました。「空を見ろ運動」を起こしてチャリティーコンサートでお金集めたりする奇行に出るなど一人の人間としては無力なのだと痛感する主人公キャラでした。
大学院生は、事態を正確に理解し悩み正義感から大統領の考えをみんなに話すことで大暴動を発生させるも、家族からは彗星で儲かるからお前は黙っていろと説教される始末。この映画唯一の良心と言っても良いキャラ。
ニュースキャスターは、報道の在り方を大変な事態を楽観的に伝えるのが使命と定義、肉食系女子としてレオ様をホテルに誘い楽しんだりワインをボトルで一気飲みする等男らしい女性として描かれていて魅力的でした。

主要キャラクターだけでも↑のような濃厚な感じなので、語りがいがある話ではありますが、トランプ元米国大統領やスティーブ・ジョブス等世界史で見たような人の影がちらつくし、政治的な駆け引き(国益)で環境問題を語る等よく聞く話で本当に心が痛む話でした。しかも、最後は地球滅亡ですのであまりにも救いが無い突き放した作品だと考えます。

大人な映画なので、なるべく心強く持てるときに観るのがお勧めです。
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