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2021年10月12日22:38

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浅草忍法帖

 木馬亭で浅草21世紀「浅草忍法帖」を観劇。幕開けの舞舞夢は、「アケミという名で十八で」をしのはら実加さんが踊り、女装の大上けんじ座長が絡む。2人の漫才のようなやり取りが今月も楽しい。
 和田奈月さんの「和妻」は聞いたことがなかったが、日本独自の手品。これも見事で、最後の舞い散る雪がいい。
 歌はいさらい香奈子さん。先月のカンツォーネに続き、シャンソンとは珍しい。定番の「愛の讃歌」から始まり、「パブリック・オピニオン」、最後の「ミロール」に夫が死んだ話をかぶせてくるのに驚く。これもエディット・ピアフの曲だったか。素晴らしい歌唱力に聞きほれる。
 2幕は「浅草忍法帖 ニンジャリンピックがやってきた」。4年に1度の忍者の祭典「ニンジャリンピック」が浅草で開催される。2つの流派の忍者たちが競うが、その陰でニンジャリンピック会長暗殺の陰謀が進行する。
 前半台詞や段取りの間違いが続き、ちょっとグダグダ。今回はショートコントを重ねたような作劇で、先月の演劇としての完成度に及ばず。
 しかし大上座長のセリフを間違えた役者へや、しのはらさんの年齢への突っ込み芸が復活。最後の真木淳さんの一人二役など、個々の芸を観るべきだろう。
 緊急事態宣言解除で全席が着席可能となる。今月は一時期に比べてお客さんが入ってよかった。この劇団は大勢で笑いながら観たい。
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