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2021年09月28日06:22

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それでそれで?

待っていたドアベルが鳴った。

そこに立っているのは40年も前に友達を介して2、3度ほど会ったことのある女性。
そして6年前やはり同じ友達を介して久々の再会。
友達は高校時代の同級生(絵描きの親友とは別の)だが20代後半しばらくイギリスに滞在していたことがある。
久しぶりに渡英して、それで会うことになり3人でソーホーで中華を楽しんだ。
これが彼女との6年前の久々の再会。
会うたびに好印象を受けていたにもかかわらず、いつもほとんど友達とだけ会話していた。
なので友達の親友であるこの女性のことは、あまり知らないままだった。
ハキハキしたタイプで話好きで決してネガティブなことは言わない明るい印象。
なのでこの時電話番号を交換していた。
そして今日やっと会えた。

「わあ、どうぞどうぞ」
「おひさしぶり」
「それでお嬢さんはお元気?」
この近所にお嬢さんがボーイフレンドと一緒にお住まいなのだそうな。
「お孫さんはいらっしゃるの?」
「娘の方はまだなんだけど、長男の方は3人、上の二人は大学生なのよ。」

リビングに腰を下ろすと堰を切ったようにお互いが質問攻め。
「あの、私の友達とは東京からの知り合いだったの、ロンドンで知り合ったのではなくて?」
ではKOKOさんはと聞かれ
「私と友達は高校時代から、同じクラスだったから。」
などとまずはお互いの基礎履歴をチェック。

「東京出身?」
ハキハキしていてさっぱりで伝わって来る庶民的な暖かさに神田、浅草、葛飾あたりを予想しながら聞いてみた。
「ううん、横浜」
横浜とはびっくり。
「イギリスに来るきっかけはなんだったの?」
「自転車が好きでね、専門雑誌を見ていたらある記事が載っていたのよ。それは自転車で世界を旅する人の記事だったの。それでああこんな旅ができるんだと気がついて、自転車持って来たのよ。」
「それでいろんな国を旅したの?」
「ううん、そのままどこにも。」
自転車が壊れて、特殊な自転車だったために部品がなく、以来使用していなかったのだとか。
いやもう知りたいことばかり。








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