市川海老蔵の長女・ぼたん、『二月の勝者』で現代ドラマ初出演 自己採点は「60点です!」
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2011年生まれか?震災や象印事件、ついでに深夜アニメが一段と豊作な年だった。アナザー、IS〈インフィニット・ストラトス〉、日常、花咲くいろはなど。
その時僕は、絶賛就活中ではあるんだけど、年始めに、昔お世話になった先生に再会し、そして色んな方から就活相談に乗ってもらっていた。
色んなご縁があるだろうが、俺を助けてくれる人には、やっぱり期待に応えたい。
祖母であったり、バイト先の人とか、就職を祝ってくれていた。
ものすごい単純なんだけど、この頃の俺は、めっちゃ感受性が強かった、ちょっと優しくされたら、舞い上がる性格だった。
卒業式は、良い友達にも再会できた。
というか、この頃って本当に気の合うメンバーしか残らないから、俺はハッピーだった。
やっぱり俺のしてきたことは、間違いじゃないのだろう。
20代前半は、こういう感じで、駄々滑りながらも、テンション高く突っ走っていった。結局人は、その時の年齢の頭でしか、物事を考えられないし、一番自分と近しいと思う所へ行くのだろう。
だが、ありがちだが、後半に差し掛かって、立ち止まっていた。
俺は一体、どこへ向かってるんだ?
27か28ぐらいの時に、闇を脱出できると思った。そして、俺の目の前に未来が広がっていくと。
けれど、29の時に、周りの様子が変わったっていうか、俺が今までにない感覚を覚えた。
そして、もう結構前だけど、その事を、何度も何度も、mixiに日記に書いてきた。
僕は、mixi以上に紙に書いてきた。文章に書き出すと、モヤモヤが溶けるとは言うが、俺は溶け出すというよりも、俺の本性というものが分かって来た気がした。
体を張ることは、利用されることと同義か?
って思ったんだけど、もう「利用する」とか、二度と合うことのないヤツはどうでもいい。俺が例えば、そういう話を、他の人に言うと、何と返ってくるだろう。
「え、そんなヤツは、放っておきゃええやん」と。
皆、今を生きている。2020年の2月、コロナが始まり、これまでの生活が一変した。
僕は今の仕事は、別に楽しくも何ともないけど、教師や看護師の長時間労働は、尋常ではない。コロナ禍から、それがますます、加速した。
そこにいる人たちと、俺では、やはり向こうの方が幸せなんだろうかって思ってたんだけど、安定してるし、食いっぱぐれがないし。
この「安定して、食いっぱぐれがない」って言うのを、呪文のように唱えていた。ただ、一体どういう方法を使えば、「教師」になれるのか、わからなかった。
得てして、自分が上手くいった方法を他者にも当てはめようとして、見当違いの結果を招く事がある。言ってしまえば、俺の周りも、そういう人がいた。
多分、俺にとって、全てのタイミングが悪かったのだろう。この29の歳に、祖母が入院し始めた。夏に階段でこけて、そのまま救急車で運ばれたそうである。なので、俺は、意識しっかりしている祖母を見たのは、これ以降ない。お見舞いに行くぞ、と言えば、祖母と同居していた叔母に「来ないでくれ」の一点張りで、けんもほろろ、であった。
この時、僕は思った。この状況は一体?
僕が「人のために、思いやり」を持っているのならば、今頃、祖母のお見舞いに行けたのではないか?
僕が「人のために一生懸命」なら、どこぞの会社や団体で評価され、それなりの地位についていたのではないか?
非常勤とは?食うに困らない、とは? 安定して暮らせる、とは?
それは、選択肢の一つであって、少なくとも、そこにたどり着くのに、耐えられメンタルは持っていなかった。
奇しくも予備校時代から、10年である。10代の最後、二十代の最後、なぜ、俺はこんな思いをしているのか?
世の中には、「いやいや、俺も悪かったよ」と謝れる人間(あるいはそれに近い態度)が出来る人と、何かあったら責任転嫁せずにはいられないヤツがいる。前者は、何だかんだ周囲に受け入れられて行くだろうが、後者は言うまでもなく、つま弾きにされるだろう。だが、ずっと長い間ずっと、俺はこの「つま弾き」にされている連中の所にいた。
「良いものを作って行こう、催事を成功させよう、いい試合をしよう」などと、俺とビジョンが近い人なら良い。それなのに、おおよそ俺の近くにいたのは、「そもそも、そんなビジョン」から、外れた連中である。
俺は「続ける」のが良いのか「辞める」のが良いのか、もちろん時と場合によるが、俺はその時々で、それらを使い分ける事が出来なかった。
俺の本心に寄り添えば寄り添うほど、その「つま弾きにされた」ヤツと言うのは、滑稽な姿を表すのである。
何故なら、僕の本心では、それは「価値がない」と思っている事であり、同じく「何に価値があるのか」が明確な人は、俺と同じ意見だろう。モテない男はひたすら空気であり、そして普通は、空気なぞ認知しない。
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