やっぱりね

映画「氷点」を観た。

確か前にも観たことがあるが、これはもっと古いもので若尾文子とか船越英二が主演している。
相当古い。
妻が自分の経営する病院の若い医師と不倫していたと思われるその日に、外に出されて一人で遊んでいた娘が殺されるという事件があった。夫は妻に対する復讐に獄中で自殺した犯人の娘を幼女として迎えて育てることに。妻が真実を知った時の衝撃、それが復讐なのだ。
この映画を観ながら、はて原作者は誰だろうとずっと考えていた。
最初に出演者監督等の名前が出てこなかったから、分からなかった。
ちょっとスリラーっぽいし、人間の奥深く潜んでいる心理が描写されているのも松本清張かなと思わされる。
いや、でも清張ならもっと社会情景の描写があるはず。
どうも人間の奥底に潜む愛憎描写と道徳に問いかけている点が強い。だから三浦綾子かもしれない。うん、三浦綾子っぽいなと思いながらエンドロールを待った。

三浦綾子だった。