コロナ脳〜この国を覆う不信の本質
映画業界のお話しです。
ゴールデンウィークが終わった興行界は、平時でも興業成績が低調になるのは当然のことですが、緊急事態が発令されて東京、大阪の映画館が休業となっている今年は危機的な落ち込みとなっているようです。込んだ興行収入の60〜70%減となりそうな興行会社が多いのだとか。
緊急事態宣言の延長と、愛知、福岡両県の追加により、さらに映画館は混乱、混迷の度合いを深めています。都と大阪府が休業要請を継続し、中身を緩和した政府と異なる方針を示したことが大きいのではないでしょうか。結局、大手シネコンは、東京、大阪の休業要請を受けることになってしまいました。
幸いにミニシアターは営業を再開するところが増えましたが、こちらはもともと休業への「協力依頼」が多かったのです。再開は当然ではあります。
今回、都によるシネコンなどへの休業要請の理由が明確に示されないのは問題でしょう。ポンポコたぬきのお告げで、都の幹部が幻惑されているからでしょうか?
福島の原発事故以来、この国では得体の知れない恐怖感が覆ってきました。それが空気の支配となり、なんの根拠もないのに心ない風評がばら撒かれて、人々の判断や行動が規制されるようになってしまったのです。
それがコロナにもそのまま引き継がれてしまいました。わたしは、放射能コワイコワイ病がコロナに転移した情況を『コロナ脳』と呼んでいます。それがこの国を覆っている不信感や不安感の根本原因でもあるのです。何をやるにも、知見やデータに基づいた説明が果たされません。この根はとても深いと思います。
■北海道・岡山・広島に緊急事態=9都道府県へ拡大、月末まで―政府が方針転換
(時事通信社 - 05月14日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6517821
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