2021年3月6日劇場鑑賞
縦社会の残酷さを視覚的に体感させてもらえる実験映画でした。
正直胸糞悪い作品ですので、あまり万人にお勧めできません。
物語は、上から食料が載ったエレベーターが各階を順番に降りていく実験で人がどういう行動に出るか分かりやすく描いています。
食べ物を大切にしない映画で、しょんべんや唾、糞、人肉食まで描かれており、暴力的なシーンも鈍器で撲殺するなど痛みが伝わるエグイ演出で本当に苦行のような映画でした。
主人公達が食料を下層階まで行き渡らせることで、0階の人間に抗議というかやり方が間違っていると伝える流れは辛うじて理解できるとして、最後の小さい子供にデザート「パンナコッタ」を食べさせて、子供を送れば代わりになるという話はまったく理解できなかったです。
16歳以上しか実験に参加できないとか、嘘設定だったのかと疑問に思うし食料の量からして300階まで行き渡る訳ないだろと思える辺り、この映画のリアリティラインの低さを象徴しているようでした。
ただ、上の人間が下の人間を見下し対等な人間扱いしない様子は、本当に現実社会でよく見られる光景なので、アイデア自体は面白いと感じました。
惜しい感じな映画ですが、縦社会の厳しさを知る意味でお勧めです。
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