mixiユーザー(id:7163177)

2021年02月02日17:40

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金で動かない

一般的には、ものすごくお金がかかりそうなことでも無料でできることがある。
私も、その中に加わった。
私の親戚筋のO君がやってきた。
「朗報だぜ」と言ってニコニコ顔だ。
仕事で知り合った人物が広い土地を持ち、そこが素晴らしい土地なのだという。
その土地は駅から45分で到着し、なのに森に囲まれているため世間の喧騒とは無縁らしい。
「その土地で樹を切るから、遊びに来るかい?」と誘われた。
もちろん断るなどありえない。
私も春野に世間の喧騒とは無関係の物件を持っている。
しかし駅から45分というわけにはいかない。
私が出かけてみると、すでに彼が一度来ていて、もう何本か切られていた。
私に、しなくてはいけないことはなく、自分のやりたいようにやればいい、と言われた。
地主もO君も、このようにしなくてはならない、という計画は持っていない。
ただ、この辺りの樹を切るか小さくして日当たりと風通しを良くして、この辺りは残して日陰を作るというくらいの軽い計画のみだ。
当日は小雨が降っているため脚立の作業は取りやめした。
先日切った、その跡をきれいにしていくことにした。
これには、もう一人かかわっている。
彼は薪ストーブ用の薪が欲しいのだ。
O君は機械マニアでチェーンソーを数台持っていて、それを試してみたい。
O君も広大な土地を所有しているが、チェーンソーを使うような樹木はない。
だからチェーンソーを使ってみたくてウズウズしていたわけだ。
私はO君のチェーンソーを試してみたかったし、素晴らしい土地も見てみたかった。
地主は我々が無料で樹を切り、切り倒した内の薪になる木は持って行ってくれるのだから文句はない。
O君の持ってきた片手で持って作業する小さめのチェーンソーは感動的だった。
樹を切り倒しても、その後の作業が多い。
樹というのは倒すとかなり大きくて、それを小さく目的に沿うまで切る必要がある。
私のチェーンソーは小ぶりな物なのだが、それでも片手で作業などできない。
「これは効率がいい」
とても気に入ったが、当然パワーは少ない。
あれもこれも欲しくなる気持ちがよく分かった。
たった2時間半だったが地下足袋が雨でぐしょぐしょになり、足が冷たくなってしまった。
孟宗竹の林から湧水が出ている。
やはり素晴らしい土地だった。

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