新作の公開延期が続ますね。

　新作の公開延期が続ますね。なかでも昨日公開の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に期待していた人は多かったのではないでしょうか。
　延期の理由として配給元では、「感染拡大の収束が最優先」といっているようです。まぁ公開すれば、過去の実績から、鬼滅の刃なみの大ヒットとなることは必至でしょう。でもそうなると気になるのは、コロナ下での緊急事態宣言渦中にあるなかで、観客が劇場で密集してしまうこと。

　もちろん劇場では急速換気システムなどコロナに対して万全の対策をしていますが、それでも、密集してしまうと感染の可能性は否定できなくなります。配給会社が断腸の思いで、延期はやむなしと考えるのも仕方ないでしょう。

　ただし気になるのは、今後の作品で続々と公開延期がやむなしと判断されてしまう流れができてしまうことです。配給会社がそんな空気の支配に縛られて「感染拡大の収束が最優先」とすれするほど、話題作や有力作品の多くの新作が延期となれば、映画館は干上がってしまうでしょう。

　そうなると映画館は続々閉館し、映画はネット公開が主流となる事態となってしまうのかもしれません。ともすれば「感染拡大の収束」ばかりが重視されて、経済面との兼ね合いは後回しになりがちな昨今、大きなスクリーンで観客同士が感動や興奮を分かち合う映画文化が大きなピンチを向かえています。

　こんな時期だからこそ、映画ファンは勇気を持って映画館に足を運んで、映画文化の灯火を守って欲しいと願うばかりです。


岡田准一主演、映画『ザ・ファブル』公開延期　新たな公開日は未定
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