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2021年01月03日20:29

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 昨晩4年ぶりに『逃げるは恥だが役に立つ』の続編をみました。

 昨晩4年ぶりに『逃げるは恥だが役に立つ』の続編をみました。
 今回は、結婚後のふたりの生活にスポットをあてて、妊娠・出産を初めて経験するふたりが直面する様々な困難やトラブルをどう乗り越えていくのか感動的に描かれました。
 4年前と大きく違うところは、ふたりが現実に折り合いをつけるようになったこと。
 ドラマ冒頭では、まだ未入籍のままでしたが、みくり妊娠がわかり、ついにふたりは入籍をすませるところは大きな変化でしょう。そして夫婦別性にこだわってきたみくりだったのに、自分から言い出して、夫の津崎姓でいいというのです。
 平匡のほうも一時は夫の育児休暇として法定の1ヶ月を職場に要求。上司は猛反発するものの平匡は、みくりのアドバイスで平静を決め込むのです。この辺の妥協のなさが『逃げ恥』ならではの展開だったのです。ところが、いざ育休に入ると、職場で病欠者が出てしまい、平匡にSOSの連絡が入ります。
 職場の窮状に、あれほど育児休暇にこだわっていた平匡が出社を決断するのでした。
 このように、今回の展開では、いままでのふたりにしか通用しなかった理屈で世間を通そうとするところが、大きく変わっていたのです。
 結婚したことから、性格的に落ち着いたのでしょうか。本ドラマ名物のみくりの妄想シーンも少なくなりました。妄想しなくなった分、幸せになったのでしょう。
 妄想シーンがなくなった分、本筋の展開に集中できてよくなったと感じたし、全体的にも、ふたりのぶっ飛んだ言動が薄くなった分、より感情移入できるドラマとなりました。
 次に共感できるところは、出産までの夫婦の気持ちがすれ違うさまが、よく描けていることです。
 特に育児休暇を返上して、仕事についてしまった平匡の気持ちは痛いほどよく伝わりました。みくりを責めてはいけないのだけれど、気持ちに余裕がなくなって『キャパ・オーバー』となり、ついポロリとみくりの気持ちをさかなでる言葉をだしてしまうのですね。
 出産直前に妊婦のこころがなんでマタニティーブルーになったり、夫婦仲もグクシャクしがちになるのかよくわかる展開でした。
 これで普通なら、出産でメデタシ、メデタシと終わるところですが、本作ではむしろ出産後が本題となっていたのが意外なんです。
 みくりが出産したとき、ちょうどコロナが流行し始め、子供への感染を恐れた平匡は、みくりに実家に子供を連れて疎開させることを決断します。
 会いたい気持ちをこらえて、じっとひとりでの自宅に籠もる平匡の気持ちには、グッときました。特に、みくりに届け物があって平匡が実家を訪ねた時、近くの公園でみくりとわが子を見つけたのに、感染を恐れて遠くからしかわが子の姿を見つめるだけのシーンはとても切なかったです。
 本当はコロナで別居するほど、怖がる必要はないのですが、きっと生まれてすぐの赤ちゃんがいる家庭であれば、平匡のように神経質になってしまうのが自然なのでしょうね。
 ふたりの4年後を描く本作では、ともすると月並みな結婚生活を描きがちなところを、コロナ流行という旬な話題で、ふたりを別居に追い込むという設定がグットアイディアだと思いました。
 だからずっと会うことを我慢してきた平匡がみくり、そして最愛のわが子とが、やっと会えるラストのシーンは、予定調和といえ、やっぱり大団円を飾るのにふさわしい感動シーンとなりました。
 今回は、これまで何事にも先送りして、困難に正面から当たろうとせず『逃げ』廻ってきたふたりが、正面から堂々と出産やコロナに立ち向かい、乗り越えていく姿が描かれたのです。
 四年という歳月に加えて、親になる自覚が、ふたりを大きく成長させたのでした。結婚って、いいものなのですねぇ(^^)
 見逃した方は、ぜひTverをご覧ください。


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