2020年12月25日劇場鑑賞
演技過剰、面白い設定だけど子供に子供を演じさせるのはキツイと思いました。
何より、鬼と人の紳士協定により養殖にされた子供達の運命を描くヘビーな内容に対して、子供っぽさが安っぽさへ通じるので、マイナス×マイナスとなりツマラナイ映画に成り下がった印象を受けました。
物語は、ネバーランドで生きる子供たちが自分達の運命に抗い、運命を切り開こうとする姿を描いています。
もっと上手く逃げ出せたよね、その辺の説得力が欠けていたように見えました。
例えば、ママを殺害して逃げるとか、発信機を外科手術で取り出せる技術があるなら、事故死に見せかけて存在自体を消すとか、いろいろな手があったと思いました。
浜辺美波、北川景子、三田佳子の配役は完璧だと思いましたが、子供たちは本当に子役軍団で構成されているため、喚き散らすばかりで正直ノイズでした。
それと、渡辺直美は怪演で一番頑張っていたように見えました。
もちろん、ハッピーエンドで幕を閉じるのですが、結果的に当初全員で逃げる的なことを目標に掲げていたのに、4歳以下置いていくとかその方向転換は如何なものかと思いました。
私が監理者なら、外の世界の存在を知った可能性があるハウスの住人は全員殺処分にするので、見通しが甘いと言わざるを得ないです。
最後に、エンドロールがお洒落でキャッチ―な音楽と共にとてもアゲアゲな感じになりました。
期待しないで行くのがお勧めです。
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