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2020年12月21日20:11

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ゆがみをあぶりだす

『・コロナに明け暮れた今年、文学界がいち早く告発したのは、コロナ禍を“撲滅すべき悪との戦争”に例える言説の危険性と、大義名分のもとで「マスク警察」「自粛警察」などが広がる相互監視社会の攻撃性でした。
前者は、感染拡大の根本原因である自然破壊や医療・福祉の脆弱化、経済格差など社会の構造的問題から人々の目をそらせることへの警告であり、後者は、複雑な物事を単純化し、「正義」の拳を振りかざす差別と排外主義が社会にはびこっているという指摘です。
・政権の言葉がウソとごまかしにまみれ、歴史修正主義・改ざんが横行する中で、芥川賞2作はともに過去の真実に目を向け、人々の営みを記録し未来へ残すことの大切さを訴えました。古川真人「背高泡立草」、高山羽根子「首里の馬」。』

スビバセン。二作ともまだ読んでいないので、僕自身のオススメというのではないんですけど(まぁ、読んでいても、紹介できるほどの力もありませんが)、「記事紹介」ということでお許しを。ていうか、このアメーバブログでもこれでもか、というほどたくさん紹介文・感想文が載っているので、他人任せながらご参照を。しかし文化面から、反撃が始まっているというのは、心強い感じ。

他にも、上記紹介記事には、小林エリカ「脱皮」、金原ひとみ「アンソーシャル ディスタンス」、桐野夏生「日没」、木村紅美「あの子が石になる前に」などなど、垂涎の紹介が並んでいます。なんとか一冊でも多く読んで、身につけていきたい。問題意識を掻き立てられるもの多いようです。
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