mixiユーザー(id:26156846)

2020年12月18日22:14

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苦悩

『一つは、過労死やいじめ事案に代表されるような、亡くなった家族の悩みを引き継ぎ、真相と清算を求めるもの。もう一つは、大家からの損害賠償に代表されるような、自死を契機に発生するトラブルに関するものです。
20代の若者がアパートで自死しました。若者が通院していた精神科のカルテを調べてみると連日の徹夜勤務など異常な長時間労働の実態が明らかになりました。
過剰な競争、個人の努力だけでは克服できない格差など、自死の原因を生み出す一因はこの社会のシステムにあることを想像すべきです。』

自死家族の支援弁護団の方のお話。
自死の原因の一因に、社会からのプレッシャーがあるだろう。勿論のことだ。10月の自殺者は、前年同月比で男性が約22%増。一方、女性は約83%増となった。コロナ禍での自死者じたいの大変な増加、とりわけ失業者過半がパート労働者たる女性で著しい。社会的な死に至っているではないか。
そういう社会的な問題なのに、「せっかく与えられた命を粗末にした」「親の育て方に問題があったのでは」と、当事者への心ない言葉がまだまだかかる風潮。遺族の悲しみに追い打ちをかけていること。社会的問題の矮小化に力を貸していること。その自覚を持たなければ。
遺族の苦悩を考えると、様々な地道な援助をこそ強めていかなければ。先生方の奮闘に敬意を表したい。

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