mixiユーザー(id:65552144)

2020年11月06日00:16

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手紙2

中でも忘れられないのがクミ(仮)ちゃんからの手紙。クミちゃんとマモル(仮)君は二十歳ちょっとの若者。ボスと一緒にロンドンに勉強に来ていた。彼らが働くサロンは家庭的なサロンでボスのリードの元に毎月1度身障者や老人ホームでヘアカットをするそうだ。
一緒にお茶を飲んだり街を歩いたりと親しく過ごしたのち,帰国したクミちゃんからの手紙が面白かった。
その内容は,ロンドンでの体験がとても刺激になって仕事がより楽しくなったと書いてあった。
が、もっと面白いのはお客さんの反応だそうだ。
いつも通りシャンプーしただけなのに
「まあ、気持ち良かった。やっぱりロンドンで勉強するとシャンプーまで上手くなるのね」
と感激。
クミちゃんは???。
シャンプーなんか習っていないし,いつものシャンプーしただけなのに、と首を傾げたそうな。
またヘアーカットも学んだ新しいテクニックを取り入れ、形を少し変えた時も、いつもなら不満の多いお客さまが
「まあ素敵、やはりロンドンで勉強すると違うわね」
と気味悪いほどすんなり受け入れられたり。
とお客さんの反応まで変わってきて面白いです。
とクミチャンは書いていた。40年も前の話です。あれから多くの方々が海外旅行を楽しまれたはずだから今はロンドンと云う名だけに翻弄されるようなこともないだろう。
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