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2020年10月24日08:04

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違憲・違法

『北海道大学で戦前に起きた「宮沢・レーン事件」。宮沢君という学生と、英語の教官であるレーン夫妻が逮捕されました。3人がなぜ逮捕されたのかは戦後もずっとわかりませんでした。その理由が広く社会に知れわたったのは80年代。宮沢君がレーン夫妻に「根室に海軍の飛行場がある」と話したことが軍規保護法違反の罪に問われたのです。
ところが根室の海軍の飛行場があるというのは、地図にもしっかり載っていました。別に機密でも何でもありません。「みせしめ」目的だったのです。
この事件で重要だったのは、逮捕の理由がわからなかったことです。理由がわからないから、官憲が求めている以上に、どんどん自主規制のハードルが上がっていきました。
学術会議が推薦する候補を菅政権が任命拒否したことは、「みせしめ」です。政府が理由を明らかにしないためメディアは、「過去に何をやったのか」「何を言ってきたか」と探り出します。共謀罪に反対したとか、安保法制を批判したとか……。
このメカニズムは国民一人ひとりにまで適用されるようになります。秘密保護法だと逮捕の理由も明らかにしない。するとメディアは勝手にいろいろと推測をはじめます。さまざまな運動の委縮、抑制の“効果”をもたらすでしょう。』


スビバセン。このブログ(一部の方は、それより前から付き合っていただいているFBなどへの投稿)を始めてから最長の引用になりました。だいぶ端折りましたので、意を尽くせていないんですが。
こういうことを許さない社会をめざしたい。こんな息の詰まるような社会では、のびのびとした議論はできないでしょう。議論ができない、すなわち民主主義が機能しないことではないでしょうか。
菅政権では、現実に、この「みせしめ」、最もローコストで、効率的な複縦システムが作動を始めています。
戦前も、最初からがんじがらめではなかったといいます。自分に関係ないと思っていると、破局に至った国民的な経験を今こそ活かすべき時ではないでしょうか。
危機感を覚えます。国民支配を図る政治への異議を申し立て、連帯を呼びかけます。
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