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2020年10月17日04:34

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夢の若返り

アフリカ人が生まれた時から黒いことから分かるように、遺伝子に遺伝情報が記録されていて、遺伝子という記憶の座に記憶は書き込まれている。

中学生が数学の公式を覚えたりクラスメイトとの会話の内容を覚えたりできるのは、脳細胞一つ一つを作っている遺伝子に、書き込まれることによってである、というのが、定説になっている。

プラナリアに条件反射を形成させてからすり潰してバラバラの細胞にしてから別のプラナリアに食べさせると条件反射が移るという実験結果から、記憶が遺伝子レベルの出来事であることが言える。

しかし、遺伝子はどうやって記憶しているのだろうか。

遺伝子は、AGCTという四種類のアルファベット文字を一列に並べたものとして書かれている文章が一対をなす二重螺旋である。

文章全体のうちの一部分のスイッチをオフからオンに切り替えることによって書き込まれた文字情報を読み出している。

このように、記憶情報の読み出し機構はスイッチのオンオフで説明できるとして、記憶情報の書き込み機構はどうなっているのだろうか。

どう考えたら文字を組み替えて記憶情報を書き換えるということを可能ならしめる仕組みが考えられるのだろうか。

遺伝子は物質であると仮定する限りは、記憶情報を書き換える物質的な仕組みは説明しようがないだろう。

そこで、遺伝子は物質でなく幻覚であるという仮説を思い切って提唱してみようと思う。

つまり、神の心の中に世界創造の設計図があるのと同じように、遺伝子という体の設計図は、心の中に存在する幻覚なのだ、と考えることにする。

神が世界創造後も世界進行に介入して神の見えざる手を行使して奇跡を起こすときがあるとして、遺伝子の精巧な作りを作ったのは神の手なのだ、と考えることにする。

神の心の中の生命の構想を具現化したものとして遺伝子があるとして、遺伝子を通じて、神の心という記憶の倉庫に、記憶は入れられる、と考えれば、神の心の考えが変わるのに対応してそれの可視化されたものとしての幻覚も書き変わることになるわけで、遺伝子が情報を書き換える物質的な仕組みは考えなくて済むことになるのだ。

神の心の中の目に見えない考えが可視化されて目に見える形になったものが遺伝子だとすれば、それは物質世界に属するものでも心に属するものでもない、物心という二つの境界線上にあって、境界線の内外を橋渡しするもので、これは哲人プラトンの言うイデアである。

物質世界の存在を下から支えているのがイデア界で、さらにそれを下支えしているのが神の心である。

このように、世界を三領域に分けて考えれば、これはフロイトの深層心理学における意識と前意識と無意識という三層に対応する。

前意識の形成不全としての統合失調症を、遺伝子という生命のイデアによる物心の橋渡しがうまくおこなわれていないことによって生命力が枯渇していることとして、説明できるのではないだろうか。

ノーベル賞生物学者ブラックバーンは、遺伝子を通じて神の心の息吹を体に吹き込むことによって細胞を若返らせることができる、と言っている。

その方法は簡単で、両手を目の前に差し出してピアノを弾くように指をひらひらさせながら光が前方から差し込むイメージをするだけである。
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