時代の渦

『・ナチスが障害者の虐殺計画を立てた説き、それを実行したのはあろうことか、精神科を中心とする医者たちだった。中心的にかかわった医者は、ふだんは優しく患者思いの人たちだったそうだ。それがいったん歯車が狂い出すと、自分を抑えられなくなる。

・――今は、「この医者たちはひどい」と思っているけれど、時代の渦に巻き込まれたら、自分もとんでもないことをしでかす危険性はないだろうか？
それは医者に限ったことではない。職場で、地域で、そして世の中で。私たちはいつも「ちゃんと自分の頭と心で考えてるかな？何かの流れに巻きこまれてないかな？」と自らに問う必要があるだろう。』


すごいな。
そこまでしっかりと考えるのは（筆者は、香山リカ氏）。
僕もしっかり、自分なりに、自分の頭で、自分の心で、考えることはしようと思う。

思うんだが、こう、なんで弱い者を踏みつけにして、カタチばかり整えて、「法律にしたがい、粛々と進めます」とまぁ、いけしゃぁしゃぁという人、人というか、そういう階層の人たち。団子になって、みんなで進めば……宜しく、弱者を痛めつける人たち。
こういう人たちにこういう文章を届けたいんだけれど、まぁ、届かないだろうから、届かないものとして、身を処していこうかと。ハッキリ言って、対峙しなければ、と。

しかし、あの人らも、「胸に手を当てて考えてます」というのかねぇ？