2020年9月13日劇場鑑賞
私の少ない経験上でも英国スパイ物に外れ無しと思っていますが、実際面白かったです。しかし、ハニートラップ的なテクニックは定番として、ゲイであることをネタに脅迫するのは英国では一般的なのかと、少々げんなりしました。
物語は、とある老婆の話で、息子はお母さんが冷戦構造を作った一端を担う凄腕スパイだったと知ることになる。
激しい恋の話であり、ソ連と米国の激しい主導権争いの中、凋落の大英帝国を鋭く描いた話でもある。
彼女の動機が、核兵器を政治がコントロールできると思っていた。しかし、自国の利益のみ追及する姿勢に絶望し、祖国を裏切ることになるという義憤だったというのが切ないし、歴史に「もしも」は無いですが、核兵器を保有する国同士の全面戦争が起きたことは歴史上まだ無いことから、机上の空論と切り捨てることはできないと考えます。
実は親友以上恋人未満の気になる彼が駒にしかすぎず、ずっと駒だと思っていた女友達の方が大物スパイだったとは思いませんでした。
そして、最後の告白は涙無くして語れない切ない恋模様でした。
大人な恋愛映画でもあり、スパイ物でもありますが、良く出来た作品ですのでお勧めです。
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