学生時代、尻手の製缶工場で深夜バイトをしていた。
薄暗い社食には「娘を嫁がせる気持ちで」と製造スローガンが掲げられていた。
マシーンになって働き、明け方のバスで帰宅後、
このアルバムも聴いて、眠りについていた。
20代の頃、飲食物の味がよく分からなくなり、
ビートのある音楽が苦手になった時期があったが、
その時もこのアルバムはよく聴いていた。
どの様な感情や気分にあっても聴けるし、水になり過ぎてもいない。
ENO ANOTHERGREENWORLD
50代になってしまった今も、聴き続けている。
多様だがシンプルで、
一曲一曲が短くて、欠片の様で、ラクに聴ける。
そして今聴くと、
淡いけれどディープな別世界を、
昔より更に味わえている気がする。
3曲同時に再生すると、凄いナ。
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