早朝の読書。
村上春樹の新作短編『一人称単数』を読んでいます。
最初の方の『石のまくらに』と『クリーム』は正直「???」という感じ。
えー?どうしよう、と思いました。
文芸評論家の加藤典洋氏が存命なら、どう読み解いてくれただろう、なんて頭をよぎったりして。
加藤典洋氏の村上春樹の論評を読むと、自分ががっかりした作品に対しても、「あ、そんなに面白い作品だったんだ」と、目を啓かせてくれるような補助線を引いてくれていました。
自分は「眠り」を読んだときは相当がっかりしたんですけど、加藤氏の文章を読んで、ぞわわと来るほどに見方がかわりました。
閉そく感のある終わり方だなぁ、と思ってたら、その閉そく感の正体が、自分が思っていた以上の「ハリウッドムービー的な」現実からの復讐だったようで、あぁこんなに怖い話だったんだ、と。
まぁそれについては、いずれ。
加藤氏はべつに面白くないものを面白いと言っていたわけではなく、つまらないと思ったものはそれについてもスパッと論評してくれていました。ちなみに世評の高い、そして俺も印象に残っていた『沈黙』は、ダメでしょという見方でした。ダメでしょ、と言っていたのとは、ちょっとちがうかな。
本書にもどると『謝肉祭』と『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノファ』は、わりと素直に楽しめました。
あの二編もどんな話か、楽しんで読みたいと思います。
さて、この日記、模型のタイトルにしてましたね。
分割しちまったボディの調整中です。
うまくくっつくかなぁ、と思っていましたが、
けっこうがたついてますね。
参考になるかと、
自動車模型をフル開閉にする本を開いてみましたが、このあたりはどうも、ヤスリで
「一こすりずつ」
調整する世界のようで(苦笑)。
まぁ地道な作業が一番の早道ということですね。
とはいえ、このあたり大きくスキマが開いているラインもあります。
こういうところはまず、パテがわりの黒瞬着を盛って、また削りということになりますね。
地道な作業がしばらく続くなぁ。
地道な作業って、好きさ。
性格地味だから。
ということで、しばらく地道にがんばります。
ログインしてコメントを確認・投稿する