御託

『よく「私は追い込みタイプ」だと自慢する人がいます。「スタートは遅いし、なかなかエンジンがかからないけど、最後は追い込んでちゃんと間に合わせる」

ところが「私は先行型だ」という人はあまりいません。こちらは「少しでも早くスタートさせた方が安心だ」と考える人です。そのほうが、マイペースでできるからです。先行タイプは、スタートを早くすればそれだけ速くゴールできると思っているわけではありません。決して「先行逃げ切り」ではなく、自分を安心させるために早い着手を心がけています。したがってあまり自慢はしません。

一方の追い込みタイプの人は、毎回、精神的につらい思いを味わうはずです。自分の能力にいくら自信があっても、エンジンがかかるまでの時間は、決してのんびりできるわけではありません。
「さあやろう」という気持ちにすぐなれる人は、スタートを大げさに考えません。「どうせやらなきゃいけないんだから、さっさとはじめよう」と思うだけのことです。』

まぁ、そうかもなぁ。
何となく、やらねばやらねばと思い続けて、しかも何も手を付ていない、という精神状態というか、客観的状況は、ままあったからな。今もそういう局面を抱えている感じだし。
でも確かに、意識はしていなかったけど、さっさと手を付けていたような場面では、自分を安心させるため、というか、どうせやらなきゃならんのだから、と気負うことなく取りかかっていたかもなぁ。

その、焦りの対極の心理状態の分析、平常心を分析するというか、これはおもしろいかも。というか、まあ、あれこれ御託を並べず早く仕事にかかれ！と。