事務総長講演

『国連のグレテス事務総長が、ニューヨークで講演しました。
パンデミックの中「われわれは、同じ海の上を漂流漂流しているが、明らかに、高性能ヨットに乗っている人もいれば、浮遊する残骸にしがみついている人もいる」と不平等の拡大を指摘しました。

若者が尊厳を持って生き、女性が男性と同じ展望とチャンスを持ち、社会的弱者が守られるという、「新しい社会契約」と、国際社会で権限・富・機会を広く分かち合う「新しい世界的政策（グローバルディール）」を提唱しました。』

ニューディールならぬ、グローバルディール。人的資源を活かす（資源という言葉遣いはよくないが）、個人の能力の発展などというようなことは何も考えないで、ひたすら株価の上昇、当面の利益だけを追求する。その結果もたらされた、あまりにも大きい世界的規模でのさまざまな格差。その指摘。

それから、そのような当面の利益だけを考えるものとは相容れないであろう、経済の長期的展望、人間・人格の発達も考慮に入れよという意見。

これら事務総長の新しい指摘・意見に賛同したい。