2020年7月11日(劇場鑑賞)
タイトルでネタバレしていますが、透明人間により主人公の周囲で手を替え品を替え怪現象が起こる映画です。
主人公が精神異常者のように扱われる様子を観客と主人公のみが違うんだ透明人間がいるんだと共有するところが、この映画の面白いところです。また、透明人間が主人公に執着する動機付けが描かれているため、物語内のリアリティが保たれているところも評価高いです。
物語は、支配的な旦那から逃げた妻(主人公)の周りで起きる様々な怪現象により、主人公は精神異常者として扱われる話です。
最後のざまーみろ!展開に観客は大満足、主人公同様にスッキリした表情で帰ることができます。
それと、光学迷彩スーツがとてもリアルでカッコ良かったです、小さいカメラがスーツを覆っている感じがとても良かったです。
とかく透明になれると女性や男性を襲ったり、覗き見をしたりする輩が多いですが、今回は主人公に執着(ストーカーであり夫婦なので支配欲的なもの)するために透明人間になるため、最初から最後まで夫婦のいざこざという意味で良く出来た話だと感じました。
ただ、気になったのは妊娠している件について結論が出ていないのですが、まあ子供に罪は無いし父親が居なくなれば普通に育つのだろうと楽観的な結論に達しました。
どんなに技術が進歩しても人間の欲望に勝る恐怖は無いという意味でお勧めです。
ログインしてコメントを確認・投稿する