古細菌

『すべての生物（動物、植物、細菌、古細菌）の目標は極めて明らかで、自分の遺伝子を如何に残すかの一点である。毒性の強いウイルスであると自分が感染した宿主を殺してしまい、それに伴って自分も死に、自分の遺伝子を残せなくなる。賢いウイルスは宿主を殺さずに子孫を広げようとする。

このウイルスへの対策にあたっては、ウイルスの戦略を知りそれに効率よく対抗する以外にはない。その時に、単なる思い付きやなにがなんでもオリンピック開催とか、政権の支持率を上げて次の選挙に勝つためとか、人間の事情を最優先してはいけない。そこを間違えれば、必ずウイルスからしっぺ返しを食うことになる。政治が科学の上に立ってはいけない。この認識が、特に、為政者に必要である。』

大阪府では感染拡大防止のガイドラインとして、１０日以降は５０００人以下の屋内・屋外イベント観客動員を認めている。「分析なき緩和」と非難されているではないか。（ホントは、一旦分析・提言した専門家が、この緩和は、一度見直すべきだとするのにも関わらず緩和強行されている様子なんだが）。大阪府でも、緊急事態宣言解除後最多となる30人の感染が判明しているのに。

ヒタヒタと第二波が押し寄せてきているような不気味な、不安な時に、まぁだ、分析ナシなし、まともな措置なし。大阪市が募った「雨がっぱ」もほんとに思いつきで、大量に山積みされている様子。内容のない、なんちゃらアラートとか、例のマスク以来、笑い話は積もるばかり。

リーダーたちは、科学的知見をふまえ、コロナ対策をすすめるべきだ。