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2020年07月01日21:01

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今日から葬儀会社の営業に就きました。

 今日から葬儀会社の営業に就きました。
 勤務先の特徴として、他の葬儀会社がやりたがらない生活困窮者の葬儀や自治体や警察経由からの無縁仏の葬儀にも積極関与しています。そこには僧籍の資格をもつ会長のどんな形でお亡くなりになった人でも平等に弔いたいという願いが込められているようです。
 でも最近は、ジミ婚の影響がじわりと葬儀業界に及んできて、きちんとお通夜をしなくなり、火葬だけで済ましてしまおうとする問い合わせが増えてきているのだそうです。
 電話で、遺体を焼く費用はオタクはいくらだといきなり聞いてくる電話まであるとか。お亡くなりになった人は、品物ではありません。いくら魂の抜け殻とはいえ、ついこの間まで生きてきた歴史というのがあります。またご遺体のそばにはまだ魂が止まっていて、ぞんざいに扱われていることを嘆いていらっしゃるかもしれません。それをまるで物質を償却する感覚で問い合わせするというのは、まるでお亡くなりになった方を偲び、弔ふという精神が欠如しているとしか考えられません。
 葬式を火葬だけで済ましてしまおうというトレンドは、永年培ってきたわが国の死者を弔ふ文化がまさに喪失しようとしている事態に直面しているといって過言ではないでしょう。

 勤務先の葬儀会社ではそういう危機感をもっており、多少費用がかかってもきちんとしたお通夜や告別式のあるお葬式を提案しています。これからいろいろな寺院を営業で廻ることになりますが、勤務先の葬儀会社の危機感を共有してくださる、志をもった僧侶の方との出会いを楽しみにしています。そういう僧侶の方と、わが国のわが国の死者を弔ふ文化を守り継承していきたいですね。


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