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2020年06月11日07:28

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どう描くか

『少年マンガに欠かせないテーマの一つとして「戦う少年」がある、そうした作品において、少年たちは何かを手に入れるために誰かや何かを守るために、自分より強いものに戦いを挑み、苦しみながらも必ず敵を倒す。そしてまたより強大な敵へと挑むべく、戦いを続けていく……

「戦う少年」の苦闘と勝利は読者にカタルシスをもたらすものであり、それゆえに多くの人気を集めることができ……『ドラゴンボール』『ハンター×ハンター』……強さが怒りによって引き出されたことに対して、ネガティブな捉え方は一切なされていない。

一方、「戦う少女」において「怒り」「強さ」はどのように描かれているのだろうか。宮崎駿による『風の谷のナウシカ』では、父親を……殺されたナウシカが、怒りのままに敵兵を殺すシーンがある。親しいものの死が引き金となって怒りを爆発させ、圧倒的な強さで敵を倒すのは、先に挙げた少年マンガと同じである。だが、ナウシカは師匠である……から怒りを鎮めるようにたしなめられると、自分の行為に対しておののき、震え始める。すなわちここでの「怒り」による「強さ」は、決して肯定的には描かれていない。

『美少女戦士セーラームーン』の最終決戦では、敵への憎悪ではなく、「希望」や「愛」を源にした力によって、敵を「救う」という描写がなされている。

「戦う少年」は仲間や友情を守るために暴力をふるうこと「怒り」を源として、激しい暴力に訴えることを正当化されている。それに対して、「戦う少女」は仲間たちを守るためであっても、敵を殺めれば罪悪感を持ち、時には批判の対象とされる。そして怒りの後に悲しみが来ることも少なくない。さらにただの暴力ではなく、仲間だけでなく敵をも包み込む「愛」の力によって、敵を「救済」する存在としてさえ描かれているのである。』

またまた長文引用御免。でも、ふ〜ん。知らなかった。ナウシカは見たことがあるはずなのに覚えていない。再見必要。関係ないかもしれないが、「ワン・ピース」は、延々暴力が続くようなので(違うかもしれないが)、読む気にならん。
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