人種差別主義者、スターリニスト中国と中国人、アフリカ出身者の排斥広がる

　武漢肺炎の「放火犯」とも呼ぶべきスターリニスト中国は、かつてアメリカの人種差別反対を闘う黒人闘争に熱い支持を送ったし、今もアフリカの人民は友人と称している。

◎広州でアフリカ出身者に人種差別、アフリカから抗議
　しかしそれは一帯一路の収奪先として出す、口先だけのエールである。危機に際し、かつてのアメリカも顔負けの人種差別が噴出する。
　スターリニスト中国には、留学生や出稼ぎなどでアフリカ出身者が多く住む。特に南部の広州は「アフリカ街」と称されるほどアフリカ出身者のコミュニティーがある。
　そこに今月上旬、アフリカ街に住むナイジェリア人５人が武漢肺炎に感染した。すると、ＳＮＳで、「１０００人以上のアフリカ人が感染した」というフェイクが流れた。飲食店の立ち入りを拒まれ、自宅を追い出される例も出ている。
　そして広州市政府は、アフリカ出身者を皆、隔離した。
　こうしたレイシズムによる抑圧は、さっそくアフリカ諸国に伝わった。ナイジェリア政府やＡＵ（アフリカ連合）が駐在するスターリニスト中国大使を呼び出し、抗議をした。
　アメリカ政府も、「中国に住むアフリカ出身者が不当な扱いを受けている」と非難した。

◎台湾語ってテドロスへの人種差別攻撃
　中国人による人種差別は、形を変えて政治的プロパガンダにも利用される。
　８日、ＷＨＯ事務局長のテドロスは、インターネット上でこの３カ月にわたって人種差別的攻撃を受けていると公表し、攻撃は台湾から来ている、と非難した。
　ところがこの攻撃は、スターリニスト中国のネット工作員が関与したものである疑いが濃厚になっている。
　つまり台湾を語って、エチオピア人のテドロスの人種差別攻撃を行っているわけだ（写真は反論する台湾側）。

◎台湾人の怒り心頭
　スターリニスト中国に踊らされて濡れ衣を着せられた台湾は、もちろん猛反発である。
　それでなくとも「１つの中国」原則を主張するスターリニスト中国の圧力で、台湾はＷＨＯから排除されている。情報も支援も来ないまま、台湾は見事な対策で、ついに１４日には新規感染者を３６日ぶりにゼロとし、国際社会からも危機管理能力の高さが評価されている。
　蔡英文総統も、国際的に反論・抗議したし（写真）、民間レベルでは「資金を出し合ってニューヨーク・タイムズに意見広告を出して真実を伝え、テドロスの悪意ある攻撃に反論しよう」という呼びかけに、約２万７０００人が呼応。１４日までに当初目標の４００万台湾ドルの５倍近い１９００万台湾ドル（約６８００万円）超が集まったという。

◎アメリカは拠出を一時停止
　トランプ大統領も、テドロスにリードされるＷＨＯがスターリニスト中国寄りであることは非難しており、アメリカ国務省は初期に台湾からの「人から人への感染の可能性があるとの情報を調査しなかった」と非難している。
　さらに同日、トランプ大統領は記者会見で、ＷＨＯへの資金拠出を当面の間停止すると表明した。「武漢ウイルスの拡散への対応の誤りと隠蔽について、ＷＨＯがどんな役割を担ったかを検証する」と述べ、その間は資金拠出を停止するよう指示したという。
　同大統領は記者会見で、アメリカが１月に決めたスターリニスト中国からの入国禁止にテドロスのＷＨＯが反対した点に触れ、これを「ＷＨＯによる最も危険な決定の１つだ」と指摘した。ＷＨＯは正確な情報を提供する義務があるにもかかわらず「その基本的な義務を怠った。責任を問われないといけない」と指摘している。

◎テドロスの資質に疑い
　こうした決定の背景に、テドロスのＷＨＯの反台湾・親スターリニスト中国の方針があるのは明らかだ。そもそもグローバルに取り組むべき武漢肺炎という困難さを前に、いまだに「政治」を振りかざして台湾をＷＨＯに迎え入れないテドロスの資質には、大きな疑いがある。
　国連専門機関が、スターリニスト中国に牛耳られ、マネージメントが歪められていけないのは明らかだ。
　トランプ大統領の決定に断固とした支持をしたい。

注　容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
　写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202004160000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記：休載