mixiユーザー(id:17922359)

2020年03月05日17:28

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伊藤まつさんの縁者たちがばい菌を恐れたら・旧友たちへのメールから

  ハンセン氏病問題はよく判ったと思うが、僕含め、誰もまつさんとまともに付き合えなかっただろう。反応は二つに分かれたと思う。まつさんもライ菌と同一視して嫌ったか、又は、その寂しさに深く同情したか。どちらも付き合えないわけである。
   まつさんの縁者にも、また、他の療養所に行くプロテスタント系の人たちにも、単に「日本帝国政府の権力が患者を隔離した」と述べていた例がある。彼らは、そこから反政府の社会変革を望む例もあったが、ハンセン病について、いずれもまともな文は書けず、挫折している。複数のケースも見てきた。思えば、戦前の人達の「ばい菌への恐怖」が欠落している。民衆は勿論、戦前は医者も、役人や軍人、政治家たちもばい菌を非常に恐れていた。だから、「恐いから」特に権力者たちは、患者=ライ菌と思い、強制収容したのではなかったか。やはり、ヒットラーがユダヤ人とロシア人を恐れ、虐殺したように。スターリンなどが反対者を恐れ、粛清したように。「ハンセン氏病について、まともなものを書けなかった人たち」はいずれも戦後生まれ。戦前の人達の気持は判らないわけである。
  とにかく、僕もばい菌は恐れないから、伊藤まつさんとも付き合えたと。

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