人生何が起こるかわからない。
英語を勉強したり英語ミュージカルにハマったり、アイドルを好きになったり、シベリウスを毎日聴いたり。
縁がないかむしろ嫌いだった。
昨日はディスクユニオンで、コリン・デイヴィスとロンドン交響楽団の旧録音全集を手に入れた。ハイレゾの新録音ライブより、録音がやや親しめる感じなのと、ロンドンで聴いた「エン・サーガ」などいろいろな曲が入っていてうれしい。
デイヴィスのボストン交響楽団の古い録音は素晴らしいので、デイヴィスもっとできるはず!
シベリウスは、スナフキンの歌というのか、一人の旅人という感じがする。
ディスクユニオンは昨日たまたまセールだったが、カザルスのモーツァルト交響曲3枚組が200円台だったか、とにかく安かった。
じきに配信の時代だからな・・・
思いがけないことがあって、自分の昔の話をたくさんすることになった。
自分でもいろいろ忘れかけてたというか、そういうことを引きずっているのかなとか。
ジョン・レノンのMOTHERという曲で、
母と父への恨みを伝え、
だから
伝えるしかなかった
Goodbye Goodbye
と続く。
そして、お母さん行かないで、お父さん帰ってきて、と
何度も叫び続ける。
叫ぶヒーリングということもあるらしい。
このアルバムが50周年ということで、たまたま朝にラジオで流れた。
昔のことを話すと、自分はトラウマめいたところに行きつくようだ
なぜか急に、セントラルパークのジョンの撃たれた近く、ストロベリーフィールズで涙が止まらなかったことを思い出した。
あのとき、いろんなことが自分の中だけではつながった。
でもほんとうは、こんなことを話しても仕方ないのだ。
自分のルーツや問題点にも、ただGoodbyeを言うしかないんだと思う。
言葉を探し続けて、違和感と申し訳なさしかなかったのだから。
欅坂の「語るなら未来を・・・」
♪もう失った人生なんて語るな
ほんの一部でしかないんだ
今だから言えることは語るな
墓の中まで持っていけ
言葉にすれば安い願望と
オーバーに盛った真実
過去など自己嫌悪しかない
破片を拾い集めるな
語るなら 予言を・・・
秋元康がこれだけ硬質な言葉の使い手とは知らなかった。
きっとそうだと思う。
カルロス・クライバー並みの天才なら、本人がいくら拒否しても、誰かが過去を拾い集める。
普通の人間は、できるだけ自分と必要なら医者とで片付けて、昔の黒々したことなんて、墓に持っていくのがスッキリしていると感じる。
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