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2020年02月01日14:16

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悪口は毒へび

武道では飛んでくる矢は「打ち落とす」のではなく「よける」のが鉄則とされている。
仏道にも同じ話があります。
お釈迦様が弟子たちと托鉢して歩いているときのこと、ある町民から文句を言われました。
「お前達は托鉢といいながら、人に物をもらって生きているではないか。俺達は額に汗して働いているのに」
と町民の延々とつづく文句を黙って聞いていました。
やがて、町民が疲れて黙ると、お釈迦様はやおら口を開きました。
「言いたいのはそれだけですか?」
「そうだ」
「じゃさようなら」
と言ってその場を去りました。
弟子達は納得ができません。
お釈迦様に詰めよりました。
「お前達は毒蛇を渡されたら受けとるか」
「まさか、受け取りません」
受け取らなければ、その毒蛇は誰のものになる、持って来た人がそのまま持ち帰るしかないでしょう。
そうだろう、だから私は悪口という毒蛇を受け取らなかったのだ。

『悪口という汚れた心は、あの人が持ってかえたのだよ』
この有名なやり取りを
からまれた時に試してみました。
「言いたいのはそれだけですか」ではさようなら!
相手はさっぱりしたのと何か不満がたまったままの変な気持ちで見送っていました。
悪口は確かに気になるものです。
しかし、そのつど受け入れていては身が持ちません。
おだても同じといいますから受け取らないで
飛んでくる矢は『よける』ようにしましょう。
     祈願成就
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