シャボン玉が
いつの間にか胸のあたりに
１つできていて
触ろうとしたら
すぐにはじけて
消えてしまった
またある日
気付いたら同じ場所に
シャボン玉ができていたから
今度は壊さないように
黙って眺めていました
1日、1日と過ぎるごとに
シャボン玉はどんどん大きくなって
今度は壊さないように
細心の注意を払って
触ってみた
温かくて柔らかくて
今まで触ったどんなものにも
例えようがない程
私の心は何故だか全て
満たされてしまった
しばらく触っていたけれど、
触ってるだけでは満足できなくなってしまい
つい触っていた手に
ギュッと力をいれてしまい、
シャボン玉を
もっと手のひらで
感じてみようとしてしまい
また、シャボン玉を壊してしまった
そしてまた、いつの間にか
同じ場所にできて、
いつかとてつもなく大きくなった
私のシャボン玉を
力いっぱい抱きしめて
シャボン玉共々
粉々にはじけて消えてしまうような
そんな夢を見た
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