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2019年12月29日10:10

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【演奏会】第九&メサイア

年末のド定番クラシック、ベートヴェンの交響曲第9番と、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」。この2曲を同日に聴く機会に恵まれた。両方ともアマチュアの演奏会ではあるが、ソリストはプロが務めるので、なかなか聴きごたえがあった。

<第九>
知人が出演。会場は世田谷区内の小学校の体育館。この場所がなかなか面白い。半地下の建物の中にある体育館で、商店街に面している。窓を全開にして演奏していると、通りがかりの人が立ち寄って覗きに来るのだ。クラシックを身近に感じてもらうためにあえてゲリラ的な企画にしてあるらしい(笑)。
私が通っていた高校では、芸術科目で音楽を選択した生徒は第九が必須だった。4月に楽譜を渡され、12月に市民会館の舞台に立つ。ドイツ語の歌詞にカタカナで読み仮名を振り(笑)、必死に暗譜。おかげで自分が歌ったパートは今でも無本で歌えるので、演奏会を聴きながら自分も参加しているような気持になれた。
オケも合唱団も年齢層は高め。でも、それがとても素敵だった。私もいつまでも音楽を楽しみたいと思った。

<メサイア>
青山学院大学管弦楽団出身の友人が誘ってくれた演奏会。青学の伝統行事、今年で44回目のメサイア公演。キャンパスに入ると中庭に大きなクリスマスツリーが飾られていて、華やかな雰囲気だ。卒業の年にメサイアの舞台に立った友人にとってはいろいろなことが懐かしいらしく、テンションが上がりまくっていた(笑)。
私は実はメサイアを通して聴いたことがない。有名なハレルヤコーラスでさえ、もしかするとまともに聴いたことはなかったかもしれない。期待を胸に演奏会パンフレットを開け、思わず目が点。えっ、歌詞は英語なんだ、知らなかった!ヘンデルはイギリスで長く活動していたから、英語で会話をしていただろうけれど、まさか宗教曲に英語の歌詞を使うとは。受難の場面に長調の曲があるのも面白いと思った。純粋な宗教曲というよりも祝祭的な意味合いが強いのだろうか。
イギリス国王ジョージ2世がハレルヤコーラスを聴いて感激し、立ち上がったという伝説があるという。青学メサイアではこれに倣い、ハレルヤコーラスの時に観客が立ち、歌える人は一緒に歌うという文化が生まれたとのこと。一体感のある演奏会だった。

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