mixiユーザー(id:4941862)

2019年11月18日07:02

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映画「エンテベ空港の7日間」☆

2019年11月17日(劇場鑑賞)

サンダーボール作戦の内幕物と聞き、これはぜひ観たいなと考え劇場へ行きました。
政治家が決断を下すという過程の苦悩、本当に大変だと思いました。
社会科の教科書に載せるべき映画でした。

物語は、エンテベ空港ハイジャック事件の顛末を描く。

サンダーボール作戦の見事さより作戦決定までのゴタゴタが本当の見せ場だった。
しかし、政治家も軍務経験があるため、軍高官と対等な会話をするので新鮮でした。
そして、首相が作戦決行を閣議決定した後、秘書官に辞表をあずけ、作戦失敗の条件を人質の死者25人以下なら成功だなと言えるイスラエルのすごさに驚嘆しました。

この映画、駆け足すぎてせっかく描かれたテロリストの人物描写が希薄、特にイスラエルがパレスチナ人に対して自分たちがナチスにされたことをしたと言うのなら、イスラエル兵がパレスチナ人から住む家を奪い女子供を殺す画を見せるべきだった。

作戦成功を手放しに喜ばない大人な結末に感銘しました。
あとで、この時の首相と国防相の会話「国防相が首相に作戦成功おめでとうと言い、首相はそれに対して、敵と交渉しなければこの戦いはずっと続くと答えます。」は、首相のパレスチナ和平&暗殺と後継者としてこの時の国防相が穏健派路線継承するという歴史を端的に予言している良い台詞です。
事前にサンダーボール作戦の流れを調べてから観るのがお勧めです。

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