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2019年08月27日00:41

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映画「ゴールデン・リバー」★


2019年8月24日(劇場鑑賞)

想像していた物語と全く違った。
金を手に入れてその分け前でもめて殺し合うような映画だと勝手に思い込んでいた。

物語は、シスターブラザーズが殺し屋家業を廃業し実家に戻るまでの話です。

原題が「シスターブラザーズ」でそっちの方がこの映画の雰囲気には合っていた。
ただ、邦題の「ゴールデンリバー」の方が、私のように誤解して観に行く人が多いだろうと思うので、この邦題を考えた人は上手いと感じました。

この映画は上映時間約2時間ですが、前半の1時間は逃げる化学者を追跡捕獲するまでのドタバタを雄大な西部の大自然と共に描いている。
馬での旅で追跡劇と言えば、映画「トルーグリット」を思い出すが、こっちの方が途中建設中の町に寄ったり、ならず者の支配する町で暴れたりとより楽しい作りになっています。
後半1時間のうち前半30分は金を採るまでの話で後半30分は仕事から足を洗ったことで金を採る技術を独り占めしようとしていると誤解され追われる話となっていて、金を採る話は全体の1/4程度となっています。
むしろ、この話の大部分はシスターブラザーズの息の合ったコンビぶりに焦点が当てられており、劇中何度となく繰り返される銃撃シーンで無類の強さを魅せてくれます。

ちなみに、私が誤解していた金についてですが、かなり人体に有毒な危ない薬を使っているため、調子に乗って薬を大量に川に流し薬の濃度が上がり全身大火傷で2名死亡&原液に触れて腕を大火傷となり片腕を切り落とすという惨劇により金の話は自然消滅してしまいました。
ただ、事前に危険な薬だというところは説明していたし化学者の足がただれているのをわざわざ見せているため、本当に迂闊なことをしたと感じました。

最後の肩すかし演出(敵の本拠地に殴り込むつもりが弔問に行くことになる)もなんか残念でしたし、お母さんと幸せに暮らしましたなんて許されるのか、と若干違和感を覚えました。

しょぼいラストに比べ金を見つけるまではお勧めです。

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