大和物語(1000年頃の実録)に次のような話がありました。
ある夫婦が生活の苦しさから逃れるために、互いに成功したら再会する約束をして別れたのです。
のち妻は宮仕え先の女主人におさまり、昔夫と暮らした土地を訪れました。
そこにみすぼらしい男を見つけ、車の近くに呼び寄せました。
間違いなく夫であったが男は何も言わずに立ち去ったという話です。
何か切ないですね。
しかし、私の記憶ではその後がありました。
男は大きな老舗の帳簿係りになりその店の主に抜擢されました。
それで妻を迎えに行ったら驚いた妻は泣いて喜んだという。
めでたい結末の実録物語です。
諦めない二人の約束に
勇気をもらいましょう。
合掌
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