一休和尚の所に80歳の老人が、100歳まで生きたいのでご祈祷願いたいとやって来ました。
一休和尚はこれは随分欲のないことをおっしゃる。
老人はそれでは120歳までと応じました。
一休和尚は50年100年長く生きてなんになる。
そんな小欲を捨て大欲を持ちなさい。
なぜ永遠に生きようと
思わないのですか。
仏教は人は仏になって永遠に生きる道を説いているのです。
老人は目覚めて、仏と共に生きるやすらかな日々を送ったといいます。
これを、仏教では『無欲の大欲』といいます。
小さなことでくよくよしないで『私欲を捨て、大欲を持て(世のため)』
という心欲を教えています。
お年寄りはまだまだ生きたいと願うものですから、あなたは永遠に生きるのですよ!
と説明しましょう。
ゲーテは
『天国に一人でいたら
これより大きな苦痛は
あるまい』
と言いました。
友がいるところを『天国』というのです。
仲の良い友とは天国でも会えるのです。
合掌
ログインしてコメントを確認・投稿する