一日一善

ご存知と思うが一日一善という言葉がある。
小学校で先生に教えられた言葉だ。
そして実行しなさいと言われ、張り切ったものだ。
ひとつだけ良いことをすればいいのだから。

あれからすっかりこの言葉を忘れて生きてきた。
７５歳の私は子供の時から疲れやすくスタミナのない人間。
簡単にいうと怠け者。
自分の最近の生活を振り返ると、1日に一つのことしかできていない。
断捨離する日は他のことは何もできない。
昨日のように庭仕事をした日は、恥ずかしながら他の仕事はしていない。
かといって一日中やるわけではない。
３０分から長くて２時間もやればもうヘトヘト。
あとは料理して食べて寝る。
それだけで精一杯。

今日はどうしてもガーデンセンターに行かなくてはならなかった。
ノロノロ歩いて２０分、あれこれ選んで配達手続きし、帰りにスーパーに寄って買い物。

あそうそう、話はそれるがそのスーパーでレジに並んだとき、私の前は若い黒人女性だった。
その女性と目があって互いにちょっと微笑んだ。
中肉中背のその女性はなかなか魅力的で、肩までのヘアーはストレートに近いくせ毛。
脇のヘアーを三つ編みにして後ろでまとめ他は自然に垂らしている。
服はくすんだ緑色のトップとソフトな抹茶色のズボン。
ズボンはゆったりしていて裾で絞られている。
ズボンの前ポケットには小さなふさの飾りがついていて可愛い。
全体的に民族的なユニークなオシャレで、何故かディズニーのポカハンタスを思わせた。
ソックスも靴もくすんだ緑色。
とまあそれだけのことなんだが印象に残ったので書いた。

話を戻すと、買い物を終えて帰宅、椅子に座り込み今日はもう一つ仕事したからあとはYoutubeだなと。
そこで気がついたわけですよ。
1日に仕事は一つしかしないなあと。
で思い出したあの言葉。
こう言って良いのかどうか分からないけど、一日一善みたいなもんかなあと。