書をかく時、昇段試験や展覧会に応募する時以外は何枚も書く事はない。
机にはいつも墨の海がある。
毎日一枚書いているくらいだ。
人間の成長も同じなのではないか。
昨日より今日。
毎日半紙一枚だけ成長すれば良い。
さて、昨晩は吉田兼好の徒然草を読んだ。
生活に困った兼行が友人に宛てた歌があった。
その歌に深い意味があった。
歌の行の頭の言葉と下の言葉をつなげて読むと銭(ぜに)欲しい
米もないだった。
友からの返歌を見たら
米はないぜにすこしだった。
とても涙がでる思いがしました。
苦しくてもユーモアを忘れない友達もよくぞ
気づかれたものです。
今日の半紙はつい
「銭も米もなし」。
風流に欠けたごめん。
合掌
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