・はじめに
本日は満足しかけたのだが、道中、狸小路で見かけたこの店がどうも気になる。
��-165：GYOZA BAR ノベルサ店で完全に満足できなかったこともある。
次に札幌に訪問するのはいつになるかわからないので、狸小路へ引き返す。
狸小路は、すすきの駅に近いところは屋根の高いアーケードになっており、
外国人観光客も多数闊歩しているのだが、最西端の一角は雰囲気が違う。
屋根も低くなり、建物も年季が入ったものばかりとなる。
その一角にある、雑居ビルの一番奥にあるのがこの店である。
入ったら、カウンターは満席であったが、店主が客に指示をしつつ、
「女の子の隣とおやじの隣、どっちがいい?」
と尋ねてくるので、迷うことなく、おやじの隣がいいです、と答える。
すると、2人組の男性客2組の間を開けてもらえた。
隣となった男性と話をしていたら、同郷であった事が判明し、相手は驚いていた。
更に話をしてみると、その男性は餃子と焼鳥が大好きと聞き、こちらが驚いた。
札幌市の餃子談義となったのだが、「餃子の松」「ぎょうざやさん」「エリザベス」
そして「TAKA TAKA」と店の名前が出てきたので、全て行きました、と答える。
相手も、完全にこちらが餃子マニアだと認めてくれたようである。
曰く「TAKA TAKAには男性一人で行ったのによく入れましたね。普通は女性だけですから」
「TAKA TAKAのビルは、映画、探偵はバーにいる、の撮影に使われたんです」
「あのビルに地下はないけど、映画の設定ではそこの地下にあるバーということで」
そして、福島市で貴重な餃子の話を聞くことができた。
・対象
営業時間：18:00〜24:00
定休日：不定?
駐車場：なし
席：カウンター8席、テーブル席2席
席にある調味料：酢、醤油、辣油、餃子のタレ
従業員：中年男性1名
焼き餃子3個450円
店主は客と話しながら、いわゆる「オヤジギャグ」も混じえながら調理している。
厨房はえらく狭いが、そこで丸いまな板と長方形の中華包丁、さらには、
強大な火力を出せるコンロに載せた中華鍋、小さなコンロに載せたフライパン、
これらだけで仕事をしている。
・結果
大きさ：大きめ
皮の厚さ：中程度
ひだの数：7個
焼き加減：きつね色の焼き目が片面についている
餡の内容：野菜がやや多め
・考察
柔らかい餃子、と直感した。表がカリッとしている程ではない。
しんなりとした口触りである。
そして、中の餡はざく切りの野菜が多めになっている。
皮と餡との歯応えが対照的となっている。
焼き方に主張が感じられる餃子だと思うのだが、やや味わいが弱い。
肉の量がそこまでではないからだろう。
餃子のタレの味も試すべきだったのだが、隣の客との会話が弾み過ぎた。
これは、次の訪問時の課題とするほかない。
札幌に舞い戻る口実は出来たのだが、実現するのはいつになることか。
・まとめ
評価は3である。明日は札幌滞在も最終日だ。せめて、1軒は餃子を食べたい。
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